本校40周年記念式典 謝辞
- 公開日
- 2019/12/05
- 更新日
- 2019/12/05
学校の様子
去る十一月二十九日、ご多用にもかかわらず、京都市教育次長 稲田新吾様、京都市桃陽病院院長 石川和弘様、京都府立医科大学大学院医学研究科小児科学教授 細井創様、京都大学大学院医学研究科発達小児科学講師 梅田雄嗣様、京都手をつなぐ育成会副会長 吉田博美様はじめ、多数のご来賓の皆様方にご出席いただき、丁寧なご祝辞も頂戴いたしました。また、京都市長 門川大作様からもメッセージを頂戴し、桃陽総合支援学校PTAからは、記念品として、TV会議システムを通した学習で使用するスクリーンを贈呈いただきました。
このようななかで、桃陽総合支援学校創立四十周年記念式典をつつがなく挙行できましたこと、並びに、これまでにいただいた皆様からのご支援とご尽力に深く感謝申し上げます。
当校の歴史は昭和二七年の小児結核保養所である京都市桃陽学園の開設とそこへの教員派遣に始まります。昭和四七年・四八年の当時の国立京都病院内への病弱特殊学級の開設、呉竹養護学校の分校時代を経て、昭和五四年に桃陽養護学校として開校いたしました。医療の進歩や社会の変容もあり、時代とともに入院してくる子どもたちの疾患や入院期間などが変化してきており、近年はそれが益々顕著になってきております。それに伴って、子どもたちの多様性が拡大し、病弱教育の専門性とともに、一人一人のニーズに応じるための弛まぬ創意工夫が求められるようになってまいりました。
平成23年には文部科学省指定「学びのイノベーション事業」、総務省指定「フューチャースクール」の実証校となり、ICT活用に関するインフラを築いてまいりました。平成28年度から昨年度まで文部科学省より「入院児童生徒等に対する教育保障体制整備事業」を、さらに令和元年度より「高等学校段階における入院生徒に対する教育保障体制整備事業」を受け、ICTを活用した様々な教育実践研究を行っております。
特に、遠隔教育システムを使った集団学習の保障、前籍校への復学にかかわる共同及び交流学習の推進、在籍高校と連携した入院中の高校生への支援については大きな成果を挙げています。また、前籍校復学時を見通し、障害の特性に対応する合理的配慮としてのICTの活用を推進しております。こうしたことから、桃陽総合支援学校は全国的にも病弱教育の先端を行く特別支援学校として注目されるようになりました。
今日の成果は、京都市教育委員会をはじめとする関係機関の皆様、病院関係者の皆様、保護者の皆様、地域の皆様、児童生徒の前籍校の学校長並びに教職員の皆様、そして、桃陽総合支援学校歴代の学校長をはじめ教職員の尽力の賜物と存じます。
今後とも、一人一人の子どもの願いを大切にし、子どもたちが自分らしく生きる姿の実現を目指して、桃陽総合支援学校教育を推進してまいりたいと存じますので、変わらぬ皆様からのご支援ご指導をお願い申し上げ、謝辞とさせていただきます。
令和元年十二月吉日
京都市立桃陽総合支援学校 校長 芝山泰介