ごあいさつ
- 公開日
- 2015/04/08
- 更新日
- 2015/04/08
校長室から
ごあいさつ
校長 田邉 滋人
呉竹総合支援学校は,児童生徒191名,教職員127名で平成27年度を迎えます。私も校長としての2年目の春を,皆さんと一緒に迎えられることを大変嬉しく思っています。
本校は,京都市立の総合制・地域制の総合支援学校の一つですが,京都で初めての養護学校の血筋を脈々と伝える歴史と伝統の積み重ねがある学校です。PTAをはじめ,保護者,関係機関の皆さまの,子どもたちの成長を願い,よりよい学校であってほしいというご支援のもと,たゆみなく歩んでまいりました。
その中で今年度は,今までの取組を軸にしつつ,共生社会の形成を意識するとともに,ICF(国際生活機能分類)の理念を踏まえて学校教育目標をリニューアルします。
「社会参加し生き生きと活動したいという児童生徒の願いを実現するために,一人ひとりが力を発揮できる環境を整えるとともに,個々の可能性を最大限に伸ばす」
とりわけ,「参加」と「活動」を大切な合言葉にしたいと思っています。児童生徒の皆さんには,集団,地域,社会への参加機会をもって,多くの活動に取組み,自己有用感をじっくり育ててほしいのです。そのために,わかる,できるための環境づくりには妥協なく取り組み,児童生徒の皆さんが実感として「している」経験を重ねることで,個々の可能性を最大限に広げていきたいと考えます。
総合制・地域制への再編から11年が経過して12年目に入った今年は,呉竹,北,東,西総合支援学校の4校による合同の研究発表を予定しています。12月10日,11日の2日間,10年の取組を振り返り,これからの10年に向けた提案をする機会になります。本校は,「ユニットによる教育課程の検証と合理的配慮に基づく教育課程の創造」と題して,教育課程の分科会を担うことになります。昨年度まで積み重ねてきた授業改善の取組をもとに,創造的な授業づくりを軸にして,実践的な研究報告にしたいと考えています。
常々大切だと思っていることがあります。今日の教育は先生が児童生徒を教えるという一方的な関係だけでは語れないということです。キャリア発達の観点を踏まえて「生きる」力を育むということを考えた時に,総合支援学校に通う児童生徒に向けての4つのベクトルがあると思うのです。
一つ目,保護者からの「愛する」というベクトルです。二つ目,先輩諸氏・卒業生からの「照らす」というベクトルです。三つ目,地域・関係機関からの「支える」というベクトルです。そして,私たち教職員からの,四つ目のベクトルを「慈しむ」としています。
これらの4つのベクトルが融合し,調和して,児童生徒の目指す姿に向けての合力となります。その場が呉竹総合支援学校でありたいと思うのです。保護者の皆さま,先輩諸氏・卒業生の皆さま,地域・関係機関の皆さま,本校の目指す教育にご理解とご協力をいただきますとともに,時には励ましやご意見をいただきますようよろしくお願い申し上げます。