マスク着用の練習方法につきまして
- 公開日
- 2020/09/25
- 更新日
- 2020/09/25
研究・研修・実践報告など
川崎医療福祉大学 諏訪利明先生に,「感覚過敏等で,マスク装着を何としても嫌がる場合,どのようにして練習するとよいでしょうか?」とお尋ねし,マスク着用の練習方法を教えていただきました。
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どんなことでも教えてできないことはない。
障害特性としてイマジネーションが困難で見通しを持つことは苦手なため,「マスクをつけよう」と指導されたとき,「イヤな感覚なのに,ずーっとつけるように言われている」と思ってしまうことが考えられる。そうなると一層感覚過敏がひどくなる。対応として,終わりをはっきりさせること。目安が見え,見通しをはっきりすることで,その間は頑張ろうと思えるかもしれない。
・スケジュールでマスク装着予定の間を明確にする(給食準備時間など)
・タイマーを使う
・手順書で初めと終わりを伝えておく
等が考えられる。
注意として,最初にした約束は必ず守ること。給食準備時間だけと約束したら,終わったら「外していいよ」と指導者側から伝えていい。できるからといって,その場では引き延ばすことはやめること。必死に我慢している努力を無にすることになるかもしれない。
・最初は,一瞬だけマスクを付けるだけでも良い
・できるようになったら、次は時間を伸ばす
・活動を1つから2つにしていく
等して徐々に伸ばしていくとよい。
また,ほかに考えられることは,
・耳に当てるのがだめならハンカチで口をふさぐ
・シールドで耳にかけないようなものにする
など素材や当て方など,想像力を広げて周囲が考えてみることも大切。何かヒットするものがあるかもしれない。
※資料:感覚過敏などによるマスク着用の練習方法について