学校日記

【2年生】世界へ羽ばたく本校生徒たち ~イタリア編②~

公開日
2026/10/28
更新日
2026/10/28

スクール・ライフ

 現在、本校2年生(3期生)の吉永さんが、京都府の「京の高校生海外探Q留学プログラム」に参加し、イタリア・ローマで探究活動に取り組んでいます。

 現地での生活にも少しずつ慣れ、元気に活動しています。一方で、言葉の壁に苦労する場面もあり、思うように伝わらなかったり、相手の話を十分に理解できなかったりすることもあるそうです。しかし、そのような経験も含めて海外で生活するからこその学びと捉え、日々コミュニケーションに挑戦しています。


 また、滞在中にはデモ活動が行われる日もあり、心配をしておりましたが、吉永さんによると、現地では日本で報道されるイメージとは異なり、大きな混乱が起こることはなく、事前に決められたルールやルートに沿ってデモが行われていたとのことです。実際に現地で生活しているからこそ、ニュースで伝えられる情報と現地の実情との違いを感じる場面もあり、社会や文化を多面的に見ることの大切さを学んでいます。


今回の探究テーマは、

「イタリアの料理人に学ぶパスタ技術の探究」です。

 探究活動の一環として、ローマのレストラン「Flavio al Velavevodetto」を訪問しました。現地のシェフからカルボナーラについて直接説明を受けながら調理の様子を見学し、厨房も案内していただく貴重な機会となりました。


 特に印象的だったのは、カルボナーラには必ず「グアンチャーレ(豚ほほ肉の塩漬け)」を使用するというこだわりです。日本にいるときから知識としては知っていたものの、実際に本場で料理を見て、シェフの話を聞き、そして味わうことで、その理由や魅力をより深く理解できたそうです。現地を訪れたからこそ得られる学びの大きさを実感しています。

 また、料理人へのアンケート調査も進めています。レストラン「Santo Palato」からは回答が届き、料理人にとって大切なことは、単にレシピを覚えることや質の高い食材を扱うことだけではなく、日々の失敗や観察を積み重ねながら技術を磨き続けること、そして情熱を持って料理と向き合うことであるという学びを得ることができました。

 修業時代の苦しい経験こそが自身を最も成長させたという言葉も印象に残ったそうです。これらの調査を通して、料理人には調理技術だけでなく、食材への理解や経験を積み重ねる姿勢が重要であることを学んでいます。

当初は複数の店舗を訪問する予定でしたが、デモの影響もあり、現時点では1店舗のみの訪問となっています。アンケートの回答もまだ一部のみですが、今後はさらに回答を集め、それぞれの内容を比較・分析していく予定です。

 さらに、現地でパスタを食べたり料理人の話を聞いたりする中で、新たな疑問も生まれています。調べを進める中でパスタに関する研究や論文にも出会い、日本とイタリアの食文化の違いについても、さらに理解を深める必要性を感じているとのことです。


 実際に現地へ足を運び、人と出会い、話を聞き、自分の目で見て確かめることで、新たな発見や問いが次々と生まれています。探究活動は答えを見つけるだけでなく、問いを深め続ける営みでもあります。

イタリアでの挑戦はまだ続きます。帰国までの残りの期間でどのような学びや発見が得られるのか、今後の報告も楽しみです。