ヒロシマ・ナガサキから学ぶこと・・・
- 公開日
- 2010/08/06
- 更新日
- 2010/08/06
学校の様子
今から65年前の1945年8月6日・9日に,原子爆弾がヒロシマとナガサキに投下されました。本日8月6日の午前8時に,広島で平和祈念式典が行われました。今回は,国連事務総長の初めての参列,また原爆を投下したアメリカの駐日大使も初参加するということで,世界的に「核兵器を保有しない」といううねりが起こっています。
では,原爆は人々から一体何を奪ったのでしょうか?親を,子を,きょうだいを,愛する人たちを・・・,自分の最も大切な人を奪われた人の悲しみは一体どのようなものだったのでしょうか?家庭や,生活,また人生までも奪われ破壊された人たちの苦痛のほどはどうだったのでしょうか?
この間,新聞やテレビ等で特集が組まれています。この機会にお家の方と,戦争や平和について一緒に考えてみてはどうでしょうか?
終戦後65年という節目の年ですが,また「韓国併合」から100年という節目の年でもあるのです。世界で唯一の被爆国という「被害者の立場」だけでなく,アジア諸国に対しては侵略を続けた過去を持つ「加害者としての日本」という双方の立場から,考えていく必要がある様に思うのです。
また,1948年12月10日に第3回国連総会で,「世界人権宣言」が採択されました。「戦争が最大の人権侵害である」ということから,「2度とこのような悲しみを与える戦争を起こしてはならないという」強い決意のもと決定されたものでした。では何故「世界“平和”宣言」ではなく,「世界“人権”宣言」なのでしょうか?それは,「真の平和とはただ単に『戦争がない状態』を言うのではない。人々の『人権が真に守られている』状態を言うのだ」ということからでした。そのような意味からも,今私達が生活し住んでいる日本という国が,本当の意味で「平和の国であるのか」を,きちんと見なければならないと考えています。もう一度「人権」という視点から,平和について考えてみる必要があると思うのです。
ユネスコ憲章には,次のような言葉があります。
『太陽は夜明けを待って昇るのではない。太陽が昇るから夜が明けるのだ。』
太陽が昇るから夜が明ける。これは自然の法則です。その因果関係は決して逆ではありません。物事には全て,何らかの原因があって結果が生じるのです。
そして,このユネスコ憲章は次のような言葉で始まっています。
『戦争は人の心の中で生まれるものであるから,人の心の中に平和のとりでを築かねばならない』
この言葉の意味を,日々の当たり前に過ごしている生活の中でも考えていきたいと思っています。