年度始めのご挨拶
- 公開日
- 2012/04/25
- 更新日
- 2012/04/25
校長室から
昨年の4月に,本校に赴任して1年が経ちました。月日が経つのがとても早く感じられます。今年度は,4月5日の入学式に155名の新入生を迎え,育成学級2クラス,1年生4クラス,2年生4クラス,3年生は30人学級で5クラスの合計15クラス,全校生徒数437名でスタートしました。丘から見える空の広さ,桃山御陵をシルエットに沈む夕日がのぞめる豊かな自然の中で,保護者の皆様や地域の皆様から信頼される学校を目指していきたいと考えています。「チーム春日丘」として,教職員一同,力を合わせ教育活動に邁進していきます。ご理解・ご協力の程,よろしくお願い申し上げます。
さて,本校が創立して,この4月で26年目になりました。創立当初に,本校教育を表す「象徴的な言葉」として校訓が作られました。それは,『自主・自律・友愛』という言葉です。『自主』とは「自ら学び,考え,工夫し,実践できるようになること」,『自律』とは「確かな価値基準を持って,正しく判断し,責任ある行動ができるようになること。そして,礼儀正しい言動ができるようになること」,『友愛』とは「豊かな感性と鋭い人権感覚を持ち,すべての人の命と人権が尊重できるようになること」です。
本校では,今年度からこの校訓を,再度,見つめ直し,「学校教育目標」を新しく作りました。それは,『未来を切り拓く,逞しい「人間力」の育成ー自主・自律・友愛ー』です。逞しい「人間力」とは,「校訓である『自主・自律・友愛』を兼ね備えた,自分の未来を,自らの手で,力強く切り拓く,逞しい力のこと」です。さまざまな困難や壁にぶち当たったときに,あと一歩,あと一歩,踏み出せる強く逞しい力です。本校では,一人一人を徹底的に大切にし,弱い立場に目を向け,生き方に迫る教育を通して,「この力」を身につけてほしいと考えています。
そのために,今年度も『安心・チャレンジ・感動』を味わえるような学校を目指します。
一つ目の『安心』とは,一人一人が自分の居場所を感じられ,校門をくぐったらホッとできる。そして,笑顔が,満ちあふれ,みんなが楽しく,明るく,安心して過ごせる学校です。すべての人の人権が守られ,いじめや「仲間はずし」がなく,暴力や人の嫌がることをしない,みんな仲良く過ごせる学校です。また,「ありがとう」と素直に言えたり,「ありがとう」と言われるような温かい行動に満ちあふれた学校です。
二つ目の『チャレンジ』とは,共に「夢」や「希望」,そして「目標」をもって,それに向かってがんばることです。自分の「能力」や「個性」を伸ばそうと努力したり,何事にも一生懸命に取り組む姿を目指します。学習や部活動,生徒会活動,そして,学級での活動,趣味や特技など,いろいろなことで,いろいろな場所でのチャレンジを目指します。チャレンジが味わえる学校です。
三つ目の『感動』とは,『「感」じて「動」く』という漢字を書きます。一人一人には,得意なことや不得意なこと,良さや違いもあります。また,同じことがらでも感じ方は様々です。しかし,お互いに,友達の良さや違いを認め合い,相手の立場に立って,考え,行動する。人の喜び・怒り・哀しみ・楽しみを自分のことのように感じ,そして,人のために動く。そんな仲間とのつながりを大切に深めていく。仲間と共に感動を分かち合える学校です。
また,本校では,「生きる力」の基礎を3年間でつけるために,知識や技能を身につけるだけでなく,さらにそれを「活用する力」,「考える力」,「表現する力」,「課題を解決する力」をつけることを目指しています。「人間力」の中の,重要な力です。
そのために,5年前から,「学びの共同体」という授業の方法を取り入れています。教師が一方的にしゃべり,黒板に書いてある内容をノートに写すような,生徒にとって,受け身的な授業ではありません。
教室の机の向きは,「コの字」型になっており,仲間と顔を合わせながら,それぞれの人の意見や考えをつなげることで,学習を深めていきます。仲間とつながり合う授業です。 また,4人一組のグループの学習も取り入れながら,授業を進めることで,全員が,グループの学習に参加し,学習内容をさらに深めていきます。1人で考えるより,仲間と共に考えることで,より難しい内容でも考えることが,出来るようになるのです。
すべての子どもたちは「勉強がわかりたい」「できることを増やしたい」と思っています。「わかる喜び」「できる喜び」をさらに「学ぶ喜び」に繋げていきたいと考えています。
このように,一人一人の子どもたちを大切にする学校づくりを,今年度も,さらに進めていきますので,保護者の皆様,地域の皆様の一層のご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。
春日丘中学校 校長 加藤 正人