学校日記

ちょっといい話—54—

公開日
2012/01/21
更新日
2012/01/21

学校の様子

 今日はもう1つ「ちょっといい話」を・・・。
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      「お母さんのテープ」

 俺、小さい頃に母親を亡くしてるんだ。
それで中学生の頃、恥ずかしいくらいにぐれた。親父の留守中、家に金が無いかタンスの中を探しているとビデオテープがあったんだ。俺、親父の変なビデオとかかな?なんて思って見てみた。そしたら・・・病室のベットの上にお母さんがうつってた。

 『〇〇ちゃん二十歳のお誕生日おめでと。なにも買ってあげれなくてゴメンね。お母さんがいなくても、〇〇ちゃんは強い子になってるでしょうね。今頃、大学生になってるのかな?もしかして結婚してたりしてね・・・』

 10分くらいのビデオテープだった。
俺、泣いた、本気で泣いた。次の瞬間、親父の髭剃りでパンチパーマ全部剃った。それからみんなにバカにされるくらい勉強した。俺が一浪だけど東京の有名私立大学に合格した時、親父、まるで俺が東大にでも受かったかのように泣きながら親戚に電話してた。そんで、二十歳の誕生日に、案の定、親父が俺にテープを渡してきた。

 また、よく見てみたら…。ビデオを撮ってる親父の泣き声が聞こえてた。お母さんは、笑いながら『情けないわねぇ』なんて言ってるんだ。俺また泣いちゃったよ。父親も辛かったんだろうな、親父にそのこと言ったら、知らねーよなんて言ってたけど、就職決まった時、親父が『これでお母さんに怒られなくて済むよ』なんて言ってた。俺,このビデオテープがあったからまっとうに生きられてる。
 お父さん、お母さん、ありがとうございます。
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(写真は、保健委員会からの今月のメッセージです)