学校日記

ちょっといい話—50—

公開日
2011/12/27
更新日
2011/12/27

学校の様子

 ☆「はいっ,3万円」

 ある女子高生が、修学旅行中の駅で、 電車の窓から財布を落としてしまった。財布はプラットホームと車両のすき間に落ちて、 そのまま発車の時刻になった。騒ぎに気づいた一人のおじさんが、 動き始めた電車といっしょに走りながら、
 「いくら入ってたの?」
女子高生は、涙声で答える。
 「3万円です」
すかさず、
 「はいっ、3万」
そのおじさんは差し出した。
 とっさのことに、女子高生は思わずそのお金を受け取った。小さくなっていくおじさんを見ながら、彼女は感動と感謝の涙が止まらなかった。おじさんは、後で拾えばいいのである。しかし、とっさの機転と判断力、何より人を信ずる心と思いやりが、この女子高生を救った。もしこのおじさんがいなかったなら、さぞみじめな旅に終わっていたことだろう・・・。

 ☆「最後の仕事」

 中学生の娘がうれしそうに伝えたバスの運転手さんの話。
降りるとき一万円札しかなくて、こわごわ両替を頼むと、運転手は「次に乗ったとき、今日の分も払ってくれればいいよ」と、娘を信用して降ろしてくれた。子どもがやさしくされるとうれしくて、親ばかと思いつつ、バス会社にお礼の電話をしてしまった。  「路線からまだ戻りませんが、戻りましたら伝えておきます。あっそうそう、彼はこの運転が最後です。今日退職なんですよ。この電話、ありがとうございます」と言われた。

 (写真は、保健委員会からの今月のメッセージです。)