学校日記

ちょっといい話—46—

公開日
2011/11/30
更新日
2011/11/30

学校の様子

 明日からいよいよ人権月間です。「人権講演会」が、本校体育館で12月9日(金)に行われます。今回は、「在日コリアンに対する差別の問題」について一緒に考えます。その前に、豊かな人権感覚が人と人の関係をより深く確かに築いていく「ちょっといい話」を見つけましたので紹介します。  
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 先日,高速道路のサービスエリアで感心させられる出来事に出会いました。
 広い駐車場には20台くらい車が止まっていました。トイレに入ると,小学校低学年ぐらいの男の子と父親らしき親子連れが用を足していました。すると,杖を突いた高齢者の方とその方を介護する若者が入ってきて,その男の子の後ろに立ちました。男の子は,他にも場所が空いていたので不思議そうに振り返りながら用を足していました。親子がトイレを出るとき,父親らしき人がその方たちに「気がつかなくてすみません」と言って外に出ました。よく見ると,その子は唯一手すりがついている場所で用を足していたのです。

 私が外に出たとき,その親子はジュースの自動販売機の前で話をしていました。そして,その男の子は,トイレから出てきた高齢者の方に駆け寄ると,何かを告げ,頭を下げました。すると,その方たちはニコッと笑い,付添いの若者が男の子の頭をなでました。
 私が勝手に想像すると,父親が手すりつきの便器の意味を教え,そのことを理解した子どもが,父親に背中を押されたのではなく,自ら二人のところに駆け寄ったように見えました。父親が子供に話をするとき,真剣な顔で,手を挙げるでもなく,大きな声で怒鳴りつけるでもなく,静かな口調で諭すように話し,それを素直に聞く子供。日頃からきっといい関係なんだろうなと感じました。そしてこの子は,貴重な体健を大切にしていくんだろうなとうれしくなりました。
 また,父親が今回の出来事を些細なことと見過ごさなかったこと,そしてこの父親の,高齢者の方や男の子に対する様子を見ていて,きっと豊かな鋭い人権感覚の持ち主だろうなと感心させられ,長時間の運転の疲れも癒されました。
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 ※このような話は、心が大変温まります。人権について考えていくことは、楽しいことです。時には難しい話もあるかもしれませんが、これからの「自分の生き方」を考えていくためにも大切なことです。自分はどんな生き方を選んでいくのか?「誰もが幸せをたくさん感じられる世の中」に、「私が、私たちが」していきましょう!