1%の希望と99%の夢中
- 公開日
- 2021/10/22
- 更新日
- 2021/10/22
校長室から
コロナ禍が続き,学校での子どもたちの活動が制限される中,保護者の皆様には,本校教育活動およびPTA活動に多大なご理解とご協力を賜り,心より厚くお礼申し上げます。子どもたちはそのような状況下においても,友達や先生とともに笑顔で毎日を過ごし,令和3年度の上半期を無事に過ごすことができました。後半に向けて,子どもたちをさらに応援して下さいますようお願い申し上げます。
さて,発明王エジソンの名言に,「天才とは,1%のひらめきと99%の努力である。」という言葉がありますが,この言葉は様々な解釈がされています。一般には,すばらしいひらめきがあっても,99%の努力がなければ偉業を成すことはできない,と解釈されます。一方で99%の努力があっても,ひらめきがなければ無駄になる,と解釈されることもあります。最近では,2チャンネルの創設者のひろゆき氏が「1%の努力」という本を出し話題になっていました。
この言葉の解釈の是非はともかくとして,“ひらめき”と“努力”とはいったい何なのでしょうか。白熱電球の場合で考えてみます。エジソンは,電気による光り輝く球を作りたいという思いから,失敗を繰り返しながらもくじけずに取り組み,白熱電球を発明しました。この場合,“電気による光り輝く球と作りたいという思い”が“ひらめき”にあたりますが,ひらめきというよりも願い,希望といった感じの方がしっくりきます。また,“失敗を繰り返しながらもくじけずに取り組むこと”が“努力”にあたりますが,これは周りから見た様子であって,本人は夢中になって粘り強く取り組んでいたのではないでしょうか。
そのように考えると,この言葉は「1%の希望と99%の夢中」となります。このように言いかえた言葉は,多かれ少なかれ誰にも経験があることでしょう。例えば,メッシのようなプレーをしたいという思いから,夢中でシュートに取り組む,英語を話せるようになりたいという思いから,英語のフレーズを夢中で覚える,などです。そして,夢中になって取り組んでいる時,人の能力は最も伸びると言われます。
今年度より学習指導要領が変わり,評価の観点が3つになりました。観点3の「主体的に学習に取り組む態度」は,このような力の伸長を目指しているように思います。そして,中学生の皆さんにとっては,大切な力です。皆さんの純粋な心で,教科の学習だけでなく様々なことに,大きな希望をもち,夢中になって粘り強くチャレンジしてほしいと願います。
校長 佐々木 祥晴