学校日記

3年生の皆さん,保護者の皆さんへ

公開日
2020/03/10
更新日
2020/03/10

校長室から

         「青年諸君のために」

 第四十二期生の皆さん,卒業式まで残り3日となりました。少し早いですが,ご卒業おめでとうございます。皆さんは日々着実に成長し部活動や行事などで素晴らしい功績を残し,神川中学校の伝統をまた一つ大きく築いてくれました。そして,保護者の皆様には常に大きなご支援とご協力を頂いたことを深く感謝申し上げます。
 さて,変化の大きい時代の中で,子どもの教育についても様々な考え方があります。先日新聞に下村湖人の「青年の思索のために」をもとに,子どもの教育について,登山を例に次のように書かれていました。「親が子をおんぶして登るのは論外。子供を先導したり,道を詳しく教え一人で行かせたり,すべて子どもに任せたりするのではなく,親子が一緒に道を探しながら登るのがいい。教育で重要なのは説教や訓戒や鍛錬ではなく,その「道行き」であり,子どもが自身を内から奮い立たせるその工夫だ。」私たち大人はついつい,登山を成功させるという結果に目がいきがちです。しかし,よく考えてみると登るのは子どもです。子ども自身が心から感じることをもとに,考え行動することで,本当の喜びや自信,勇気につながるのです。義務教育を終え中学校を巣立つ子どもたちに対しては特に大切したいことです。また,下村湖人は同じ書物の中で「青年諸君のために」として,ある飛行家が長距離飛行の秘訣として常に守っていたといわれる言葉をもとに次のように語っています。
      高く飛べ。
      まっすぐに飛べ。
      ゆっくり飛べ。

この言葉は,おそらく,人生の大飛行に出発しょうとする者にとっても,決して無用ではなかろうと信ずるのであります。

           神川中学校 校長  佐々木 祥晴