1年生「人権学習3」
- 公開日
- 2020/07/02
- 更新日
- 2020/07/02
校長室から
本日5限に,1年生「人権学習」の3時間目が行われました。前期「人権学習」の最後の時間です。本時では身の回りを振り返り,「何がバリアになっているのか」,そして「そのバリアを取り払う方法やデザインを考えてみよう」という内容で,3日間の学習のまとめを行いました。1年生の皆さんにとっては,中学校に入学して初めての「人権学習」でした。これから3年間かけて,感性をしっかり磨いていってください。そして,より良い生き方を考え続けていってください。
さてここで,先生の大好きな詩を1つ紹介します。先生になりたての若い頃,「人権学習」をどう進めていけばいいのか頭を悩ませていたときに出会った詩です。元気と勇気をもらい,教員として「人権学習」に一生懸命取り組んでいく決意を固めた詩です。
作者は吉野源三郎(1899年〜1981年)さんという方で,近年,彼の著書「君たちはどう生きるか」が漫画化され,ベストセラーとなり話題になった方です。
『—いつの日か,かならず—』 吉野 源三郎
未開のころ,人間は夜の暗さをどうすることもできなかった。火を使うことになって,人間はやっと暗闇にうちかちはじめた。そして今日,人類の文明は夜の暗さを征服してしまった。しかし,世の中には,まだ暗闇がある。夜の暗さに劣らない暗闇がある。人間の世の中が,人間を不幸にしているという暗さは,まだ残っている。だが,この暗闇だって,人類は征服できないわけではない。未開人が火を手に入れたように,今日の人類は「人間のとうとさ」をすでに知った。このとうとさを,どこまでもつらぬこう。そのための私たちの知恵,私たちの努力,私たちの協力がぐんぐんのびてゆけば,それだけ世の中の闇はしりぞいていくのだ。そしていつの日にか,今の暗さも必ず征服されるだろう。いつの日か,かならず…。
たれもかれもが力いっぱいに のびのびと生きてゆける世の中
たれもかれも「生まれて来てよかった」と思えるような世の中
じぶんを大切にすることが 同時に人を大切にする世の中
そういう世の中を来させる仕事が きみたちの行くてにまっている
大きな大きな仕事 生きがいのある仕事
(※「たれも」は原文のまま「だれも」のことです。)