授業探訪 3年生 社会科
- 公開日
- 2016/01/20
- 更新日
- 2016/01/20
学校の様子
木下先生の社会の授業を見てきました。
この時間の目標は【持続可能な社会の実現に向け合意を目指す】です。これが序盤に黒板とテレビ画面で示され、生徒はこの時間に目指すことをはっきり解って参加できました。
『沈黙の春』の、春らしからぬ描写を先生が読み上げたのを聞いて、生徒はいろんな反応を見せました。そして一人の生徒が「レイチェル・カーソンの……」と著者名・書名を答えました。『沈黙の春』出版から「京都議定書」に至るまでの、環境についての世界の動きなど一定の知識を得たところで、環境問題を解決しにくい二つの理由として「原因となる国を限定しにくい」「他国にこうせよと強制できない」が示されました。
これを踏まえて、各自4分間、課題に取り組みます。その課題とは「日本の代表者として温暖化防止のためにどのような政策を考えますか。」
こんな難しいことに一人で取り組むの? と思いましたが、だいたいの生徒が自分の「政策」をノートに書いていたのです。
それから約4人のグループになって、「合意」を進めながら「グループの政策」を小さなホワイトボードにまとめる活動に入りました。
全員が楽しそうに、自分の考えを述べたりグループの人の考えを聞いて問い返したり、まとめ方について同意を得たりしていました。
何年か前まで中学校では、「自分の考えを書くよりテストに出ることを教えてほしい」「話し合って何になるの?」といった声が漏れ聞こえてきたものですが、今日の授業の3年生のみなさんは、学んだ知識をもとに自分の意見をもつことや、民主主義社会の一員として合意に向けた話し合いができることも、社会科で付けなければならない力なんだと とらえることができていたように思います。
「12分間の話し合い」という設定がちょうどよく、グループからの発表の準備ができました。各班1人、教壇に立って発表です。
各自 政策を書く、グループで話し合う、発表する・発表を聞くといった場面で、教室の主人公は生徒でした。先生が問いかけて誰かが手を挙げて答える授業も生徒が主人公になりますが、それは数人だけです。この授業では多くの場面で、生徒全員が主人公になっていたと感じました。