1月10日(火)「心豊かな人生をおくるために」1年生
- 公開日
- 2012/01/10
- 更新日
- 2012/01/10
学校の様子
連日のように報道される少年犯罪に触れるたびに,心の中を殺伐とした暗鬱の世界が支配していくようで,いつもやりきれない思いにかられます。
今日は5・6時間目に1年生を対象に「心豊かな人生をおくるために」とのタイトルで京都市教育委員会生徒指導課担当課長(京都府警察本部から派遣)堤勇一郎先生の講演会を行いました。
堤先生は,昨年春,京都府警察本部少年課から京都市教育委員会へ人事交流で来られて,現在は生徒指導課におきまして,問題行動対策の担当課長として,日々,問題行動などの事案対応をされております。
今日の講演では,規範意識・少年非行・万引き・暴力・茶髪・薬物・ケータイなど,多岐にわたるテーマでの内容でしたが,軽快なテンポでしかも堤先生が実際に扱った多くの事案を基にしたわかりやすいお話でしたので,自分の身に引き寄せて考えることができました。
*簡単に考えてしまう「万引き」。でも,それが強盗や人命を奪うことにもなりかねない重大な事件へと発展する可能性を孕んだ大きな犯罪であること。
*「人間」を理解していない加害の側が簡単に使ってしまう「暴力」。でも,容易に体が傷つき壊れ絶命に至る弱い存在の人間にとってこれほど深刻な行為はないということ。
*中学生にもよく見られる「茶髪」。でも,それが原因で自分の身を危険にさらしていることに気がついていなかったということ。
*遠いところの出来事だと思っている「薬物」。でも,今では簡単に手に入る所まで来ており,一旦それに手を染めると,立ち直ろうとしても残りの人生全てを代償にする覚悟がいるということ。
*中学生にとってもっとも身近で便利な「ケータイ」。でも,そこには深くて暗い闇の世界が,なりすましてぱっくりと口を開けて落ちてくるのを待っている大変危険な落とし穴があるということ。
など,それぞれに例を挙げて興味深く説明をしていただきました。そして,最初に堤先生が仰いました。「知らない」から大変なことをしてしまうのだと。「知らない」から後悔するのだと。今日のお話はまさに知らなかったことを知ることが一番大切なことであると,聞いていて,確信しました。
今日のテーマである「心豊かな人生をおくるために」・・・。講演を通して,そのためには先ず,物事を両面から見るなどして本質を見抜ける力や他に流されない確固たる自分を持てるようになることが先決だと感じました。そして,そのためには今日のような講演なども含めて多くの知識を得たり,日常の学校生活の中で身近なところから間違ったことやおかしいと思うことを見抜く訓練も必要ではないかとも思いました。「知らなかった」からといっても,許されないことは現実にあります。それは「知らなかった」自分の責任でもあります。
今日の講演は,君たちのこれからの人生を支え応援していただいたように思います。それに応えるためにも,お話にもあった残念な事案と同じ過ちを犯さないだけでなく,より良い人生をめざして,日々努力していこうではありませんか。