配布物から・・・ 2
- 公開日
- 2015/07/14
- 更新日
- 2015/07/14
学校の様子
同じく、先週配布の「人づくり ニュース」No.54
2月に行われた「第3回人づくり連続講座」の要約より
「サル化」する人間社会
講師 京都大学 総長 山際壽一氏
・人間はゴリラやチンパンジーの仲間の類人猿の仲間で
サルの仲間じゃないということです。強いサルは餌を
独占し決して弱いサルに分けたりしない。
これがサルのルールです
・これに対しチンパンジーはエサを独占せずに弱いもの
にも配分する。分け合うのです。
・共感と同情という言葉、サルは相手の気持ちは理解は
できても同情できない。同情は相手に寄り添って、
相手を助けたいという気持ち。
これは類人猿にしかない感情です。
・サルの社会は勝敗を決めてトラブルを防ぐ効率的な
社会です。ゴリラは勝者も敗者も作らない、
第三者が中に入ってトラブルを収めるのです。
人間社会と似ています。
・人間は育児に手間がかかる結果、家族や共同体の
形成が進んだ
・家族と共同体を両立させるには共感し、共存する
意識が必要です。
・サルは自己の利益を最大化するために群れをつくるが
人間は自己の利益を抑制してでも集団に尽くそうと
する。こうした集団への帰属意識や弱い者を助ける
ところから教育が成り立っているのだと思います。
・日本の大きな危機はインターネットと個食にあると
考えます。顔を合わせることが減少し、テーブルを
囲むことがなくなった現代では、共感能力や信頼関係を
失ってしまったのでしょう。
・自己のアイデンティティーを示しながら、
コミュニケーションできない若者が増えています。
これを私は「サル化する人間社会」と呼んでいます。
放っておけば、どんどん優劣社会、勝ち負けの社会に
なってしまいます。そうならないように
他者を感動させる能力を持つ若者を
育てたいと考えています
下の記事と併せてお読みいただくと、教育が抱える問題と
これからの、教育がどうあるべきかが見えてきますね