学校日記

2年生が人権・福祉体験学習を実施(1)!

公開日
2021/06/30
更新日
2021/06/30

学校の様子

 6月30日(水)2・3限目に,2年生が昨年度コロナ禍で実施できなかった人権・福祉体験学習に取り組みました。本日は外部講師として,この洛西の里に住んでおられる視覚障がい者の松永 信也(まつなが のぶや)様にご来校いただき,ご講演をしていただきました。まず,視覚障がいについて,全盲と弱視があり,全国で全盲の方が3万人,弱視の方が28万におられること,視覚障がいの原因として,緑内障や糖尿病があり,60歳以上になった時にその症状が現れることが皆にあり得ること,などを教えていただきました。そして,ご自身が視覚障がいを受け入れるまでに1年間かかったこと,ライトハウスで歩行や点字を学んで街を歩けるようになったこと,人間は落胆もするがそこから強く生きることができること,などを教えていただきました。特にライトハウスで生まれつきの視覚障がいの方との知り合いになったことで,より前向きに生きようと思われたこと,「かわいそう」という言葉には「可愛想」という漢字があり,「愛をもって想うことが可能である」という意味が大切である,などと教えていただきました。
 そして,講演の後にクラス単位で取り組む「手引き」について,代表生徒に実演を交えながら教えていただき,それを見て全員が学びました。白杖を持っていない手で手引者の肘をつかんでもらい,階段があるときには立ち止まって「階段があります」と伝えてから上がり,椅子に座る前には「椅子の背もたれを手を持ってさわっていただくようにする」など,具体的に教えていただきました。
 講演の終了後,生徒たちからの質問に答えていただきました。点字についての質問が出たときには,カバンからトランプを出して,トランプの記号と数字を点字を読んで答えられました。横断歩道や駅のホームの点字ブロックは日本人が開発したとのことで,世界の30か国で使われていることも教えていただきました。バスを待っている時,横断歩道で立ち止まっている時に,「お手伝いしましょうか」と声をかけられると,とても嬉しいことも伝えていただきました。実際にここへ来る前に,本校の卒業生に声をかけてもらったという話もしていただきました。洛西の里が障がいのある人にもない人も,住みやすい街や地域になれば嬉しいです。本日の学びを生かした今後の皆さんの行動や活動に期待しています。