学校日記

『一人ひとりの道』

公開日
2015/07/02
更新日
2015/07/02

学校の毎日

 本日はちょうどこの1年の折り返しになるそうです。そう言えば昨日は「うるう秒」が加えられた日でもあります。こうした話題は「時間」や「未来」について考えさせられます。

 3年生校舎の渡り廊下には、上の写真にあるように「進路」関係のパンフレットやポスターが所狭しと掲示されています。本当に近年は「多様な進路選択」が考えられるようになりました。これも日本の社会が成熟したからでしょうか。

 それでも、私たち義務教育最後の年に携わる身としては、たくさんの「入り口」はあったとしても「出口」はあまり変わったように感じません。なぜなら一人ひとりの「進路実現」において、それまでに要した時間や結果に差が生じたとしても、目指すところは一つだからです。

 それは一言で言えば「自立する力」を身につけることです。社会的にも、経済的にも、周囲の人々に「上手に頼りながら」生きていく力、とでも言えばよいでしょうか。当然のことながら「自立」は「孤立」とは全く違います。

 よく「他人に迷惑をかけないように」と言いますが、本当にこのような複雑、かつ多様化した社会で、全く周囲に支援してもらわずに生きていくことが出来るのでしょうか。むしろ、今求められている「コミュニケーション力」、つまり「伝える力」と「受け取る力」がなければ、「生存」はできても「孤立」してしまうように思います。

 知識はもちろん大切ですが「3人寄れば文殊の知恵」とも言います。これからの社会において求められる共生して「生きる力」を見据えながら、3年生諸君の「一人ひとりの道」を探る手助けをしていきたいと願っています。

まわりの意見にしたがって、世間の中で生きるのは簡単だ。
自分の考えに基づいて、孤独の中で生きるのも簡単だ。
しかし偉大な人間は、群衆のただ中にありながら、
孤高の精神を完璧な優しさとともにもちつづけている。


アメリカの思想家、ラルフ・ウォルドー・エマーソンの箴言です。(よ)