『教育実習生から得たもの』
- 公開日
- 2015/06/12
- 更新日
- 2015/06/12
校長室から
「物の与え方は、与える物それ自体よりも大切である。」
フランスの古典劇作家 ピエール・コルネーユの言葉です。
本日で3週間の教育実習期間が終わり、4人の実習生たちは学校を去って行きました。残念ながら、今日も校外に出ていて研究授業を参観することは出来なかったのですが、実習を終えた彼らの顔はとても晴れ晴れとして、一つのことをやり遂げた充実感に満ちていました。
わずか3週間で大きく成長する彼らの様子を、少し遠くから見守っていましたが、本当に素敵です。失礼を顧みず言えば、彼らが生徒たちに「与えられるもの」は少なく、また貧弱です。しかしそれでも、彼らは子どもたちに貴重なものを「与えた」のではないかと感じています。
真摯に、誠実に、目の前のことに必死になって取り組む実習生たちの姿は、生徒たちの目にどう映ったでしょうか。彼らの力量を「評価」することは簡単ですし、それを違った物差し(経験とか年齢など)で「見積もる」ことも簡単です。しかし、私は「大枝生」にはそれを望みません。人が積み重ねていく努力を、簡単に「値踏み」するような人間にはなって欲しくないからです。
実習生諸君は、自分たちの持っている「わずかなもの」を、精一杯の思いで生徒諸君に伝えよう、「与えよう」としたはずです。その姿勢、「与え方」から、大枝生諸君には多くのことを学んで欲しいと心から願っています。
実習生の皆さん、本当にお疲れ様でした。皆さんの頑張りに心から敬意を表します。明日からまた、各々の道をしっかりと歩いて行って下さい。健闘を祈ります!