『道徳教育推進月間に寄せて』
- 公開日
- 2015/06/01
- 更新日
- 2015/06/01
校長室から
本校では、今年度より6月と11月の2回、標記推進月間を設けました。
一口に「道徳」と言っても、様々な切り口がありますし、生徒諸君への指導においても、いろいろな迫り方があります。今回は、大人の立場から考えてみたいと思います。
私はほぼ毎朝、桂坂小学校前までの坂を下り、本校の中学生諸君や桂坂小学校の児童たちを「挨拶」をしながら迎えています。その際には、時折ホウキとちり取りを手にして目につくゴミを拾ったりもします。
今朝もそのようにしていると、ベンチの1カ所にたばこの吸い殻が多量に捨ててありました。「困ったものだなぁ」と思いながら片付けていると、その様子を生徒たちや児童たちがじっと見ています。私は、これもまた一つの「道徳」だと考えています。
それは決して、私が「道徳的な人間」であると言うことではありません。ただ、私のそのときの「行い」が、人としての大切な「生き型」(「生き方」であはありません)を示したに過ぎないのです。それでもその光景が、子どもたちにとって少なからず意味があると私は思います。
われわれ大人たちが、子どもの前でどのように振る舞い、どのように語るか、そこには大きな影響力があると感じています。いつもはだらしない私ですが、「今月ぐらい」は頑張ってみたいと思う、それだけでもこの「道徳教育推進月間」を設定する値打ちがあるように考えるのですが、皆さんはどう思われるでしょうか…
「おいしいものを食べるのと、おいしくものを食べるのは違う。」
宗教評論家の ひろ さちや氏の言葉です。
子どもたちに、「おいしくものを食べる力」をつけてやることが「道徳教育」のような気がします。(よ)