『修学旅行を終えて…』
- 公開日
- 2015/05/13
- 更新日
- 2015/05/14
校長室から
昨日、3年生諸君と沖縄から帰ってきました。私なりに、今感じていることを少し述べたいと思います。
まず、「自然の力」に対する畏怖の念です。ネパールでの地震による新たな被害、岩手県での地震なども併せて、人智を越えた自然の営みの前では、如何に人間が無力な存在かと言うことを改めて実感しました。
今回台風6号に遭遇し、私たち教職員は何よりも生徒たち全員を無事にご家庭まで送り返すことに、全力を注いだつもりです。それでも、私たちの出来ることにはやはり限りがありました。幸いなことに、何とかほぼ予定の行程を終え、スケジュールに近い時間帯に帰京することが出来たとはいえ、それは紙一重であったと感じています。
その中で、旅行会社の添乗員の方々を始め、宿舎のスタッフの皆様、民泊先の方々、多くの皆様に心から感謝をしています。子どもたちのために「最善を尽くし」ていただきました。限りある時間の中で、必要な物資や施設を提供していただき、また細やかな心遣いもいただきました。これも今回の旅行で得た「貴重な経験」でした。
子どもたちは間違いなく「成長した」と感じています。個々の差は多少あるかもしれませんが、身体で感じて、心で学んだはずです。大切なのは明日からの学校生活、さらに家庭生活で、その経験がどのように「活かされて」くるかだと考えます。
そのためには、もう一歩踏み込み、彼らを「大人扱い」していくことが求められているように考えます。突き放すのでもなく、かといって過保護、過干渉に陥るのでもなく、3年生諸君を「一人の大人」として見ていく「心構え」を私たち大人が持たなければ、今後の「飛躍」が望めません。本当に楽しみです。
最後に、今回の旅行には残念ながら全員が参加できたわけではありません。来春の卒業に向けて、慌てず急がず、されど歩みを止めることなく、私たち教職員が「すべての生徒」が胸を張って巣立っていけるよう、今回と同様に「最善を尽くす」ことを忘れてはならないと思っています。
保護者の皆様、ご心配であったと思います。しかし子どもたちは、本当によく頑張りました。出発前はちょっと「子ども」だったかもしれませんが、随分「おとな」の顔を見せてくれるようになりました。本当に見違えました。
明日からまたお預かりする中で、生徒諸君の思いを受け取りつつ、社会人として必要な力を身につけるために、しっかり「鍛えていきたい」と思いますので、よろしくお願いします。(よ)