「成人の日」
- 公開日
- 2014/01/14
- 更新日
- 2014/01/14
校長室から
1月13日(月・祝)、新成人を祝う行事やイベントが全国各地で行われました。新聞に拠りますと、今年、成人式を迎えた新成人が京都市で14,501人、京都府内では26,073人だそうです。成人式を迎えられた皆さん、ご成人おめでとうございます。
数年前に新成人を対象に実施されたある企業の意識調査に拠りますと、「あなたは自分が大人だと思いますか?」という質問に対して、「思わない」が76%を占め、その理由として「大学に行かせてもらっている」「経済的・精神的に自立していない」などが挙げられています。
一方、自分のことを「大人だと思う」(24%)と答えた人に、「大人になったと感じたときは?」の質問には、「親から経済的に独立したとき」「運転免許を取ったとき」「一人暮らしを始めたとき」「社会人になったとき」という答えが挙げられました。
「大人になる」って何だろうと、誰しもが一度は考えてしまうことかもしれません。そこで、新成人となられた方、そして、近い将来成人となる生徒の皆さんへの激励の気持ちを込めて、詩の一節を紹介したいと思います。詩人谷川俊太郎さんの「成人の日に」という詩です。
「どんなに美しい記念の晴れ着も どんなに華やかなお祝いの花束も それだけではきみをおとなにはしてくれない 他人のうちに自分と同じ美しさを認め 自分のうちに他人と同じ醜さを認め できあがったどんな権威にも縛られず 流れ動く多数の意見に惑わされず とらわれぬ子どもの魂で いまあるものを組み直してつくりかえる それこそがおとなの始まり 永遠に終わらないおとなへの出発点 人間が人間になり続けるための 苦しみと喜びの方法論だ」(谷川俊太郎詩集『魂のいちばんおいしいところ』サンリオ出版)