「西京支部道徳授業研修会」
- 公開日
- 2013/11/27
- 更新日
- 2013/11/27
校長室から
11月26日(火)午後、樫原中学校に於きまして西京支部道徳授業研修会(樫原中学校小中一貫教育推進事業の一環として)が行われました。
1年生の学級で行われた研究授業では、2020年オリンピックの東京招致を目指したパラリンピック陸上競技女子走り幅跳びの佐藤真海選手のスピーチを資料として使用し、
1.試練の中にあっても必ず希望があるということを意識させる
2.希望を持って生きることが、輝く人生へと導くということにつながる
3.困難に打ち勝つ強い気持ちが人生を切り開く力になることを考えさせる
を主題として展開されました。
大勢の参観者に囲まれた教室内でも、しっかりと自分の気持ちや考えが発表できていました。授業で資料として使われていた佐藤真海選手のプレゼンテーションを皆さんに紹介しておきます。
「私がここにいるのは、スポーツによって救われたからです。スポーツは私に人生で大切な価値を教えてくれました。それは、2020年東京大会が世界に広めようと決意している価値です。本日は、そのグロ—バルなビジョンについてご説明いたします。
19歳の時に私の人生は一変しました。私は陸上選手で、水泳もしていました。また、チアリーダーでもありました。そして、初めて足首に痛みを感じてから、たった数週間のうちに骨肉腫により足を失ってしまいました。もちろん、それは過酷なことで、絶望の淵に沈みました。
でも、それは大学に戻り、陸上に取り組むまでのことでした。私は目標を決め、それを超えることに喜びを感じ、新しい自信が生まれました。そして、何より、私にとって大切なのは、私が持っているものであって、私が失ったものではないということを学びました。
私はアテネと北京のパラリンピック大会に出場しました。スポーツの力に感動させられた私は、恵まれていると感じました。2012年ロンドン大会も楽しみにしていました。
しかし、2011年3月11日、津波が私の故郷の街を襲いました。6日もの間、私は自分の家族がまだ無事でいるかどうかわかりませんでした。そして、家族を見つけ出した時、自分の個人的な幸せなど、国民の深い悲しみとは比べものになりませんでした。
私はいろいろな学校からメッセージを集めて故郷に持ち帰り、私自身の経験を人々に話しました。食糧も持って行きました。他のアスリートたちも同じことをしました。私たちは一緒になってスポーツ活動を準備して、自信を取り戻すお手伝いをしました。
その時初めて、私はスポーツの真の力を目の当たりにしたのです。新たな夢と笑顔が育む力。希望がもたらす力。人々を結びつける力。200人を超えるアスリートたちが、日本そして世界から、被災地におよそ1000回も足を運びながら、5万人以上の子どもたちをインスパイアしています。
私が目にしたものは、かつて日本では見られなかったオリンピックの価値が及ぼす力です。そして、日本が目の当たりにしたのは、これらの貴重な価値、卓越、友情、尊敬が、言葉以上の大きな意味をもつということです。」