学校日記

「霜月朔日」

公開日
2013/11/01
更新日
2013/11/01

学校の毎日

 月が改まり、11月を迎えました。今年も残すところあと二月となります。朝夕の寒さが次第に増し、日の暮れがさらに早くなります。

 図書室前の廊下掲示版に「今月の・・」という作品が掲げられています。これは今年度お世話になっている学校図書館運営支援員さんの手によるもので、生徒の皆さんに少しでも本や図書室に関心をもってもらいたいという思いから、掲示していただいています。

 今月、11月の異名(別名)を「霜月(しもつき)」と言い、「霜見月・雪見月」とも呼ばれます。11月は二十四節気でいう暦の上で冬の始まる日、日が短くなり時雨が降るころとなる「立冬(7日ごろ)」、平地にもちらちらと初雪が訪れ、木々が葉を落とすころとなる「小雪(22日ごろ)」を迎えます。

 掲示作品の中に、「今月のきり絵」として「丸に楓」が取り上げられていました。

 春には桜前線が一気呵成に北上し、秋には紅葉がゆったりと北から南へと山々を染め上げていきます。南北に細長い日本列島では、季節が寄せては返す波のように移ろいます。小畑川沿いの木々もようやく色付き始めました。
 紅葉と桜が一緒に描かれているお皿や着物の柄を見たことがありませんか。花の雲と紅葉の錦の例えで、これを雲錦模様と呼び、春にも秋にも使えるようにという実用もさることながら、季節が滞りなく巡り、豊作と暮らしの平安を願った文様でもあります。
 
 また、「11月の人」として、江戸時代後期の俳人小林一茶が紹介されていました。
 小林一茶は1763年、長野県北部の街道柏原宿(現信濃町)の農家に生まれました。

・やせ蛙 負けるな一茶 これにあり
・初夢に 故郷を見て 涙かな
・めでたさも 中位なり おらが春

一茶は、俗語や方言を自在に取り入れながら生活上の関心を句に作るなど、人間味あふれた表現を特長としています。一茶は私たちの心に残るたくさんの俳句を詠んで、1827年11月19日に65歳の生涯を閉じました。11月19日の一茶の命日(一茶忌)には、全国俳句大会なども行われます。あなたも一句どうですか?

・是(これ)がまあ 終(つい)の栖(すみか)か 雪五尺

とありました。皆さんもぜひ図書室に来て、たくさん本を読んでください。