学校日記

「授業は真剣勝負」

公開日
2012/11/16
更新日
2012/11/16

校長室から

 佐藤 学先生(学習院大学教授)が提唱されている「学びの共同体」の考え方に基づいて、7年前から「共同的な学び」を中心に授業改善に取り組んでおられる愛知県小牧市立応時中学校で、11月14日(水)に行われました公開研究会に参加させていただきました。
 当日、応時中学校では2・3校時をすべての学年・学級において授業を公開され、午後からの5校時には1年生の理科、2年生の国語と3年生の英語を特設授業として行われ、各学年での公開研究協議の後、富士学びの会会長の佐藤雅彰先生(静岡県富士市立岳陽中学校元校長)の「共同的な学び」についての講演も行われました。
 実は、応時中学校において「共同的な学び」を最初に取り入れた元校長先生に、4年前から本校での授業改革をご指導いただいており、この日の公開授業、特設授業や講演を今後の取組の参考にしたいと参加させていただきました。
 佐藤雅彰先生のお話にも、ごみが落ちていない、教具・教材が整理されている、そして、何よりも温かな人間関係などの「環境が大切」ということが出てきましたが、それらの実践として、教室、廊下、階段、手洗い場やトイレなど様々な場所に、心にうったえかける掲示物や心が安らぐ植物がさりげなく置いてあることに、共同的な学びを意識した授業ともども、感心いたしました。その中の1つを紹介しておきます。

「授業は真剣勝負」
 温かな人間関係に支えられた授業を超えた授業
 何がわからないのか気付きましょう
 「わからない」時は「考え」ましょう
 考えても「わからない」時は「わからない」と言いましょう
 「わからない」と言われたら「わかる」まで教えてあげましょう

「教えて」であって「教えてあげる」ではありません。「わかりたい」という意志のもとで他者に聞き、納得がいくまで説明を受けた場合、その後に類似問題を解くと解ける場合が多いのです。しかし、わかった生徒が「単に答えを教える」とその後に類似問題を解いても解けない。一斉講義型で教師が分かりやすく丁寧に説明しても、生徒に聞く意志がなければ「わかったつもり」で終わってしまいます。一斉講義型が悪いわけではないのですが、少人数グループでの学び合う学習を取り入れた授業を今後も大切にしていきたいと考えています。