学校日記

「あきらめず何度でも」

公開日
2012/10/12
更新日
2012/10/12

校長室から

 10月5日(金)に大阪国際会議場で開催された第63回全日本中学校長会研究協議会・大阪大会の記念講演として、京都大学iPS細胞研究所長の山中伸弥氏の話を聞かせていただく機会がありました。
 「iPS細胞研究の進展」という演題の内容に入る前段として聴衆が中学校の校長ということで、山中先生が生徒時代に出会った印象に残る先生の話をされました。試験問題の解答に対して、正答ではないがそれもあり得る答えとして「△」を付けてくれたこと、「答えは決して一つではない。」という柔軟な考え方を教えてもらったことなどを語られました。
 また、意見発表などにおける日本の学生と欧米の学生の違いなどについても、日本の学生は真面目によく努力するが、自分の意見・考え方を他の人に上手に説明したり、主張することには消極的であったりする。今後はこういった点についても、力をつけることが大切だということも話されました。
 そして、整形外科の臨床研修医の時に医師を目指して努力を続けたが、他の人よりも手術に時間がかかるなど、「向いていない」と研究者としての道に転身し、「難病を治したい」という強い信念をもって、その後の研究を様々な人々に支えられて、これまで続けてこられたということを、「誰にも好かれる、さわやかな人格」と評される人柄通り、やさしい口調で語っていただきました。
 山中先生がモットーとされる「ビジョンとハードワーク(VW)」を両輪として、「失敗してもあきらめず、何度でも挑戦し続ける」ことの大切さを教えていただきました。