「国語に関する世論調査」
- 公開日
- 2012/09/25
- 更新日
- 2012/09/25
校長室から
先日、「平成23年度 国語に関する世論調査」の結果が文化庁から発表されました。
この調査は平成7年度から文化庁が毎年実施しているもので、日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査し、国語施策の立案に資するとともに、国民の国語に関する興味・関心を喚起することを目的として行われています。
調査結果を見てみますと、自分自身の言葉の使い方に気を使う人や相手や場面に応じて敬語を使う人などが増えて、「コミュニケーションへの意識」は高まったが、「言葉の本来の使い方を身に付けることにはつながっていない」(文化庁)としています。
その例として、言葉や慣用句の調査では
・「にやける」の意味・・○「なよなよしている」(15%)
×「薄笑いを浮かべる」(77%)
・「割愛する」の意味・・○「惜しいものを手放す」(18%)
×「不必要なものを切り捨てる」(65%)
・「失笑する」の意味・・○「こらえ切れず吹き出して笑う」(28%)
×「笑いも出ないくらいあきれる」(60%)
・「本心でないうわべの巧みな言葉」は
○「舌先三寸」(23%)
×「口先三寸」(57%)
・「あることをしてみようという気になる」は
○「食指が動く」(38%)
×「食指をそそられる」(31%)
・「快く承諾する」は○「二つ返事」(43%)
×「一つ返事」(46%)
などが挙げられていました。
また、多様化する情報交換手段の日常生活への影響についての質問では、
・漢字を正確に書く力が衰えた(66.5%)
・手紙やはがきを余り利用しなくなった(57.2%)
・手で字を書くことが面倒くさく感じるようになった(42.0%)
などの項目では、過去の調査結果(平成13年度)と比較するとポイントが大幅に増加していました。
文化庁の担当者は「現代の子どもたちは手書き能力の形成過程で情報機器を利用し始め、書けない子は今後さらに増える。国語指導の在り方も検討する必要が出てくるだろう」としています。