学校日記

「午睡のすすめ」

公開日
2012/08/02
更新日
2012/08/02

校長室から

 「スポーツや勉強ができるようになりたければ、仮眠をとろう。」
 先日の新聞にこんな興味深い記事が掲載されていました。
 はじめにある大学の研究室で取り組んだこんな実験が紹介されていました。
複数のボールや棒をお手玉のように回す「ジャグリング」を経験のない人に習得してもらうために、30分間練習した後の過ごし方を2グループに分けて、一方は70分間仮眠をとり、もう一方はテレビを見たり、読書したりして過ごす。その結果は、仮眠をとったグループの方が上達が早かったというものでした。さらに、効果が持続するのかを検証するために、次の日の朝にもテストをしたそうです。すると、仮眠をとったグループは前日の2倍近くできるようになったというのです。
「仮眠は体を休めるだけでなく、習得した技能を向上させる効果も期待できる。」と担当教授は話しています。
 では、どのくらいの時間仮眠をとれば良いのかというと、「勉強直後に60分間程度」が目安とされていますが、30分以上寝てしまうと脳が完全に目覚めるまでに時間がかかり、しばらくはボーツとして頭が働かないので寝起きの悪い人は注意ということでした。
 以前からもテスト前に徹夜で勉強することよりも、一定の睡眠時間を確保して学習したことを脳に定着させた方がより効果的であるということが言われていますが、勉強だけではなくスポーツでの技能の習得という身体で覚える運動学習にも「すかさず仮眠をとることにより学習効果はより高まる可能性がある。」と分析されていました。
 実際に福岡県立明善高校では、平成17年度から昼休み(45分間)の終盤15分間を「午睡タイム」〈クラシック音楽が流れる昼寝の時間)として設けています。15分程度の短い仮眠は昼間の眠気解消に役立つということで、生徒たちからも好評を得て現在も続けておられるそうです。
 皆さんも「夏休み」という比較的ゆっくりした期間に「午睡」にチャレンジしてみてはどうでしょうか。