「夏休みを迎えるにあたって」(校長寄稿)
- 公開日
- 2013/07/19
- 更新日
- 2013/07/19
学校だより
たった今4〜7月期の予定されていた教育課程を終えました。部活動は通常通り行われます。本日は17時30分完全下校となっています。
なお、明日は初戦を迎える女子バレーボール部、4回戦に挑む男子バスケットボール部、地元の利を生かしたい春体準優勝のサッカー部の公式戦が行われます。
また21日(日)は本校は参議院選挙の投票所となります。
夏休みのしおり(全校生徒配布)の1ページ目に校長のことばを欲しいとの依頼を受けて、書いた原稿です。これをここまで本校教育にご理解、ご協力をいただいた皆さまにお礼のことばといたします。夏休み中も子どもたちの見守りをよろしくお願いいたします。
いつもありがとうございます。
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夏休みを迎えるにあたって
いよいよ夏休みが目前に迫ってきました。夏休みと言えば,運動系の夏季大会とすぐにつなげてしまうのですが,残念ながらすでに夏季大会を終えてしまった人たちもいます。日程の都合上,私自身がすべての大会を観戦,応援することができず,教頭先生と分担して回らせてもらいました。敗れてしまった部活の人たち,ことに3年生の皆さんにとっては,悔しい夏休みの始まりとなったことと思います。悔しい気持ちを共有します。察します。
さて,皆さんは「努力は足し算・協力はかけ算」という慣用句を聞いたことがありますか。「努力は足し算」とは,小さな努力でも続けていれば,足し算の答えのようにだんだんと大きくなっていくということです。たとえばこの夏休み,毎日計算練習や漢字プリントを3日間,1枚ずつでもがんばれば,1+1+1=3となります。また読書で,普段よりは少し難しい厚めの本に1日5ページずつ3日間チャレンジすれば5+5+5=15ページとなる訳です。苦手だから,嫌いだからと逃げていてはいつまで経ってもできるようにはなりません。この夏,「努力は足し算」の足跡を1つでも残して欲しいものです。
また, 「協力はかけ算」については,かけ算は足し算よりも大きな結果となることがありますね。何か2つのことがらを3人が頑張れば2+2=4ではなく、2×2×2=8となることがよくあります。足し算より大きな結果になります。ところが・・・かけ算の怖い点は(あるいは面白い点と言ってもよいかも知れませんが・・・)3人のうち1人でも協力しない人がいると2×2×0=0となってしまう点です。2×2×0=4だったらまだしも,「0」になるところが大変危険です。蛇足ですが,これが0ではなく(−1)なり,(−2)となると答えは(−4)だったり,(−8)だったりするので,だったらやらなきゃよかったという悲しいことにもつながってしまいます。どうでしょう,皆さんの所属しているグループ,つまり班だったり学級だったり,学年だったり,部活動だったり,学校全体だったりにこの「0」や「−」のような人はいませんか。あるいは時として「あなた自身」がそのような行動をとったり,発言をしたり,そのような「存在」になったりしていませんか。特に運動系の部活動は,この「協力はかけ算」の意識が強く求められており,これがせめて0,1であっても自分がチームのために,みんなのために尽くしている、協力していることがとても大切ですし,そのことが私たちにはとても大切です。「こんな私でさえ,人のために役に立っている」という感覚です。このことは学習面でも同じです。教室で学習に集中しているときに勉強がつまらないからと余計な声を出したり,立ち歩いたりすると「−」のかけ算を誘発させてしまいます。あなたは大切なクラスの一員です。だからこそ「私は人のために役に立っている存在である。」と思うことが大切ですし,実際にそれは決して嘘でも間違いではありません。
あなたたち12歳〜15歳の中学生は可能性が無限大です。なぜなら皆さん一人一人は常にかけ算の可能性を持っているからです。全校生徒767名全員がプラスのかけ算となれるよう,夏休みに心と身体をさらに一層鍛えて下さい。何より一番大切なことは「あなたたちのいのち」,次に「あなたたちの健康」,次に「安定した生活や頑張る学習活動」です。8月23日には元気な姿でまた会えることを楽しみにしています。夏季大会さらに健闘と活躍を期待しています。Good luck!
H25/7/19 校長 坪井 聡 (さ)