「こんな本を読んで考えました」
- 公開日
- 2012/07/10
- 更新日
- 2012/07/10
学習指導部
日曜日に読んだ本を紹介します。
「伝え方を工夫すると部下や子供は劇的に伸びます」〜ポジティブな表現で才能を開花させる術。本の横のカバーの字が目に留まりました。題名は、「一流の指導力」で副題が「日米プロ野球で実践した潜在力の引出し方」(立花龍司著)
立花氏は、日本・米国を問わずプロ野球の「名コーチ」です。氏の著書は、精神力や根性というた旧来の日本のスポーツ界での指導法とは正反対のもので、戦略的、かつ戦術的に、どのように選手になげかけて、どのように選手のやる気を引き出していくかという部分が大いに参考になり、私は何冊か著書を読んでいます。
「学習指導部からのメッセージが、なぜプロ野球のコーチの本に関係するの?」
それは、この本に書かれていることを、学校で・勉強に・生徒諸君に、応用が十分できるのです。どのようにして、学習面での「潜在力」を引き出していくか、一つの参考になればと思って書いております。
また、最後の大会前の部活の諸君も、このページを参考にすることは、トータルのパーフォーマンスアップにつながります。何らかの足しにしてください。
では、一番大切で簡単なポイントを一つ。
「●●するな」ではなく、「○○しよう」という教え方、なげかけ方、声かけの仕方をすることです。強い組織ほどの、その傾向が強いということです。
この本を読む前に、私も部活の指導などで野球の話を例にたとえ、ピンチヒッターの打者にコーチが「敵のピッチャーの高めのボールは絶対ふるな。高めは絶対に振らない」と念押しします。念押しされたピンチヒッターの打者は頭に「高めのボール」が印象に残ります。敵ピッチャーの投げた高めのボールにあえなく空振りの三振。
しかし、強いチーム(組織)はこんな場面にポジティブな表現をするのです。
ネガティブな「●●するな」ではなく、ポジティブな「○○しよう」という教え方、なげかけ方、声かけの仕方に切り替えるのです。
最後の大会に向けて頑張っている部活の諸君。君たちの練習中、または練習試合中の教え方、なげかけ方、声かけの仕方を「●●するな」=「●●にならないためにこのように工夫してみよう」と変えてみることをすすめます。ポジティブな発想は、私たちの力を与えてくれます。力をもらえば、笑顔が増えます。笑顔が増えれば、勝利は近づくのです。
さて、これを学習に応用です。明日から懇談会が始まります。
懇談の中でいろいろな資料が出てきます。いいところもあるし、そうでないところも出てきます。まず、懇談や資料からプラスをひろい上げてください。プラスの部分を一杯探し出してください。その次に、マイナス部分です。そこでネガティブな「●●するな」ではなく、ポジティブな「○○しよう」という教え方、なげかけ方、声かけの仕方に切り替えるのです。「あかん、あかん、あかん」とだめ出しされても、言われている本人=自分が一番よくわかっていると思います。そこで、「●●にならないためにこのように工夫してみよう」と考えてみましょう。親子で。当然、私たち担任だけでなく、教科担任も知恵を絞ります。この「投げかけて、共に考える姿勢」が大切です。
スポーツだけでなく、「一流と言われる人」たちは、持っている力を最大限に引き出させるために、このような「○○しようね」という指導の中で力を出してきたと思われます。 保護者の皆様、半分。いや半分以上、「受け売り」かもしれませんが、今回の懇談は一緒に考えられて、「○○しようね」という姿勢で臨んでみてください。継続していれば、何かが変わるはずです。
夏季大会に向けて頑張っている部活諸君は、実践できる場面がもっと多いです。是非、取り入れてください。
DO YOUR BEST!
学習指導部長