学校日記

「キャリア教育実践講習会」に参加して

公開日
2011/10/25
更新日
2011/10/25

学習指導部

先日、「中学校におけるキャリア教育実践講習」、副題”キャリア・コンサルティングの理念・手法を活用して、学校現場におけるキャリア形成支援を担う人材を育成”という研修会に参加してきました。簡単にまとめると、「就職する時期(または直前)になり、自分に向いている職業を考え出して就職する」のではなく、中学校・高校、そして大学などで学ぶ中で、継続性・系統性を持って「自分を見つめ、自分のいい所を更に活用しての生き方を探る」のを支援する方法を考えるという内容でした。
 この研修会には、学校関係者やハローワークの方、そしてスクールカウンセラーの企業・会社版である産業カウンセラーの方など、幅広い職種の方々の参加がありました。そこで中学校における「キャリア教育」を実のあるものにするために基本的な講義の後で、グループに分かれて効果的な実践方法を探るというものでした。

 この中で、話題の中心は、学校が”外部の人材”とどう協力し、キャリア教育をどう深めるかです。つまり、今後は更に協力して頂けるであろう”外部人材”の知恵と協力を生かし、教職員と保護者の皆様が、相互に、多角的に、継続または断続的に様々な「社会理解」や「職業理解」の情報を発信し、よりよい方向付けをすることなのです。
 講義では「社会人基礎力」の低下が話題にされました。それを防ぐために述べられていたのが以下の通りです。
 1、学校と家庭の連携で、「学校や学校に関係する自分の属する集団で、”あたり前のことを当たり前にする”、または”人に感謝される喜び”の体験」を周囲の大人が評価・肯定していく。それを積み重ねていくことが"あるべき行動・行為ができるようになる"→将来の社会人のための指導になるのです。
 2、学校でのさまざまな取り組みを、充実させることが、将来の自分の人生・生活に生きていきます。そのため、学校・家庭での「種をまき・気づきを促す」効果的なアプローチや取り組みが大切になってくるのです。学校においては、最大のキャリア教育の柱が二年生で行う「職場体験=チャレンジ体験」と言われるもので、現二年生は目前です。一年生では、そのプレバージョンとして「ファイナンスパーク」へ出かけ学習するための予備学習を先日に行いました。これらの取り組みを通して、「社会を理解」し、「職業を理解する」ことにつながり、自分のいい所を生かした、興味関心の持てる部分を伸ばす中で、進路をどう考え、将来の職業選択につなげていって欲しいのです。
 私も今までこの「職場体験=チャレンジ体験」に携わってきましたが、今回のこの研修会の資料の中で、「まさにその通り」と思われる記述がありましたので、紹介いたします。特に、目前・直前の二年生の保護者の皆様、「温かい厳しさ」を持たれ、この5日間がより意義深いものとなるため、自己を理解し、今回の職場での実体験が「学習への、自己の将来への」大きなモティベーションとなるように「ふくらむ」ように「種をまき」「気づきを促す」ような接し方をお願いしたいと考えます。

「緊張の一日目、仕事を覚える二日目、仕事に慣れる三日目、仕事を創意工夫する四日目、感動の五日目」
人とふれあう時間の長さが生徒たちの心に変容を与えます。
「三日やれば仕事の楽しさがわかる。五日やれば本当の仕事の大切さや厳しさがわかる・・・。」

 「職場体験=チャレンジ体験」は当然に悪戦苦闘するでしょう。しかし、是非持てる力と工夫と、時には体力を使って、”やりきって”もらいたいのです。そして”頼もしく大きくなった姿”を期待しています。ご家庭におかれましても、この機会は最大の「キャリア教育」の機会です。この機会に社会のこと、職業のこと、そして保護者の皆様の仕事の中での苦労した話、そして「喜び」などを話す絶好の一週間にしてください。上の1、2の記しました「いい社会人基礎力を身につける」ために、この「職場体験=チャレンジ体験」を絶好の機会にして頂きたいと考えております。
 今回の研修会での資料をいくつかを載せました。参考にして、ご家庭での話題の一つとして頂ければありがたいです。
 その他にいくつか、「生徒たちの興味関心を引くツール」を実践的に使うことを学んできました。なんらかの形で生徒たちに返していきたいと思っております。