高円宮杯その2〜サッカー部
- 公開日
- 2021/10/18
- 更新日
- 2021/10/18
校長室より
「切り替えろ2」
これは,1学期7月17日にアップしました「切り替えろ」の続編です。
10月16日(土)午後2時30分。岩倉東公園グランド。サッカー部3年生の最後の試合となる高円宮杯最終戦が始まった。
出だしから勧修中学校が,ボールを支配し優勢に試合をすすめる。前半の序盤にゴール左から放たれたシュートがネットを揺らす。勧修中学校の先制だ。湧きあがる選手,ベンチ。
追加点を狙い,勧修の攻めが続くが,得点には結びつかない。そんなとき,相手チームのコーナーキック。一瞬エアーポケットになったかのように,得点を許してしまう。
「切り替えろ。切り替えろ」
どこかで聞いた,見たようなシチュエーション。そうちょうど3か月前,7月17日(土)の夏季大会の一回戦。序盤,優勢に進めていたが,PKにより先制を許し,その動揺が連鎖し前半に4失点し,敗戦を喫した。あのときも「切り替えろ。切り替えろ」の声が。切り替えることの難しさを,身をもって学んだ夏の日。
嫌な予感が。ピッチを見てみる。選手は,落ち着いている。3か月前は,明らかに動揺が見えたが,今日は平然としている。こんな状況は,想定内といったかのような,どこかしら,この状況を全員が楽しんでいるようにも見える。3か月前とは,別人のチームだ。失点はしたものの,その後もゲームを支配し,2点目を狙う。前半終了。1−1だ。
ハーフタイム。遠目でチームの様子を見守る。焦りはないようだ。落ち着いている。後半やるべきことを確認できている。
後半。前半以上にゲームを支配する。なかなか得点できない。焦っている?いや,焦っているのは,見ているほうだ。ピッチ上の選手には,笑顔すら見える。
終盤。勧修中学校のコーナーキックのチャンス。右のファーサイドへ,キーパーの反応できない絶妙のボールが。
「ゴール!」
喜ぶ選手。けれどもそれは,わずかの間。次には,また3点目を狙いにピッチを駆け巡る。後半終了のホイッスル。その瞬間,感情を爆発させる選手。汗と笑顔がまぶしい。
本当にナイスゲームだった。勝利を収めたことはもちろんのこと,3か月前の課題をしっかり克服して見せたゲームだった。一回り大きく成長した3年生が誇らしい一日だった。