2期終業集会講話
- 公開日
- 2014/12/24
- 更新日
- 2014/12/24
校長室から
みささんおはようございます。
今年の漢字は何だったかしっていますか? 清水寺で天台宗のお坊さんが揮毫された(書かれた)字は「税」でした。 2位は熱,3位は嘘,4位は災,5位は雪,6位は泣く・・・なんだか暗い感じですね。
さて,その税ですが,みなさん一人一人に年間いくらの税金が教育費として使われているかしっていますか? 教科書・プリント・机椅子・楽器・ボール・プールの水・先生方の給料・昼食のお茶・ほうき,ちりとり・トイレットペーパー・・・。 中学生一人あたり100万6千円の税金が使われています。山科中学校には1年間に,6億円の税金がつぎ込まれている。だから,1時間の授業はおよそ1000円の値打ちになります。
人権学習でも学んだように,社会や世界を見れば,学校で勉強できることは決して当たり前ではない!毎日勉強できることに感謝してください。
1時間1000円の授業の値打ちが1万円になるのか,20円,30円になってしまうのかは君たち次第です。一日勉強したらへとへとになるくらい,特に受験を控えた3年生は「頭から湯気が出るくらい本気で勉強してください。」。
あと一週間で新年を迎えます。新しい年を祝うという,日本古来の風習の中には,リニューアルして新たな気持ちで出発するという意味もあります。「1年の計は元旦にあり」ということわざです。来年は自分を変えてみましょうか?
発想の転換という言葉を聞いたことがありますか?先生は最近の二つのニュースが目にとまりました。先日京都で行われた全国高校駅伝で大阪の薫英女学院の安田功監督の話です。「高校大学と短距離に打ち込んだが芽が出なかった,選手としては3流でした。いつも大会直前に練習をしすぎて,つまりオーバーワークで本番で結果を残せなかった。その苦い経験から指導者として「腹七分目」の練習を心がけている。(腹八分目より少ない,いわゆる小食のこと)
無理なタイムを設定せず,地道にコツコツ続けることで力を引き出す。選手に走ることを好きでいて欲しいから。スポーツはある意味,真剣な遊び。だから好きな人は伸びるし嫌いな人は勝てない。腹七分目の練習量は嫌いになりそうな一歩手前だそうです。練習時間は毎日2時間以内といいます。出場校の中でダントツに短い!でも優勝。
もう一つは全国高校生科学技術チャレンジで文部科学大臣賞になった奈良の高校生,上田樹(いつき)君です。大のカメラ好き,休日には友人と山やお寺など地元の風景を撮っていると。写真と言えばカラーが当たり前ですが,白黒のフィルム写真もカラー写真にない味わいがあって好きだそうです。お父さんの古いアルバム,白黒だからとあまり見せたがらない様子が気になっていたそうです。
そこで彼が考えたのが,白黒写真を手軽にカラー写真にできないか?白黒写真がもつ情報は色の明るさ(輝度),何色かは分からない。でも例えば赤と緑の球体を撮影すると同じ部分でもみどりの方が明るいことに気が付いた。この明るさの分布の違いから元の色を推定してカラー化することをめざした。大まかな色は復元することができた。まだまだ時間は掛かるけど,実用化できたら家のスキャナーでも簡単にカラー化できるそうです。白黒からカラーへ,逆転の発想ですね。
来年5月,アメリカのインテル国際学生科学技術フェアに日本代表として出場。
みんなも「一年の計は元旦にあり」で,発想の転換をしてみませんか?
冬休みは、短くてあっという間に過ぎてしまいますが、楽しいことがいっぱいあります。家族でそして親戚の皆さんで,有意義な冬休みを送ってください。