学校日記

藤の花を見つけました

公開日
2013/05/09
更新日
2013/05/09

校長室から

5月初め、グラウンドの片隅、バックネットの近くに藤の花を見つけました。日本では園芸植物として藤棚に仕立てられることが多いですが、本校のものは自生という感じで他の樹木や金網に蔓(つる)が巻き付いてます。巻き付かれた樹木は大きく曲がってます。
 山林に自生するフジは、蔓性のため、樹木の上部を覆ったり幹を変形させたりします。そのため植林をしたところでは藤は刈り取ってしまいますが、この蔓(つる)が横に広がる性質を利用して観賞のための藤棚が作られるようです。そう言えば藤棚のある学校は多いですね。
 さて皆さんは、中学校の社会科の教科書や資料集で、古代の人々が木ぞりで大きな石を運ぶ絵を見た記憶があるかもしれません。藤の蔓(つる)はとても強くて古墳時代には巨大な石棺なども木ぞりに乗せ、蔓で編んだ「藤縄」で引っ張り運んでいました。何となく歴史を感じる樹木ですね。そういえば日本には「藤」がつく名字が多いと思いませんか?
 最近は東山や嵯峨の辺りでも、迫力ある野生の藤をよく見かけます。木材の価値が下がったので植林地の管理(刈り取り)をしなくなったり、藤蔓を使った籠(かご)なども作られなくなったからかもしれませんが何となく寂しい気がします。