学校日記

ICT活用の工夫と授業改善について

公開日
2011/10/05
更新日
2011/10/05

学習指導・研究

ICT活用の工夫と授業改善について
☆山科中学校では京都市教育委員会の指定を受け、ICTの効果的な活用研究に取り組んでいます。 

 昨年度よりデジタルテレビや電子黒板などの機器が整備された。新しい機器をいかに有効活用し、授業改善につなげていくかが大きな課題である。
 授業レベルでのICT活用の効果は、大きく4つに分けられる。1つめは、生徒の「意欲と関心」を向上させることができること。例えば教科書の図表や資料等を、書画カメラなどで大きく映すといった使い方がこれに当たる。2つめは「知識・理解」の補完である。地球の自転とそれに伴う太陽の当たり方や、「白夜」が起こる理由など、実際に見ることが難しい題材や体験できないこと(たとえば社会科の場合)も、動画等を通じて理解させることができる。3つめは、「技能」の習得。三角定規の使い方や書道の筆遣い等を、実物投影機で拡大表示するといった活用である。4つめは「思考の深化」である。電子黒板に教科書の本文を映し、重要な箇所に赤線を引いて考えさせる、図形の解き方を補助線を引いてヒントを与えるといった活用により、思考をより深めたり広げたりすることができる。
 ここで留意したいことは、こうした活用の効果は「授業デザイン」の中に位置づけられてこそ意味をもつということである。どれでも、いつでも、使えばよいというのではなく、いつ、どこで、どのようにICTを使うかが重要であることを忘れないようにしたい。ICTの活用とメリットの関係は、二次関数のグラフのようなものであり、黙っていればICTが何でもしてくれるというものではない。
ICTを活用して有効に提示できる素材がそろい、共有できる環境が整うと多くの人がメリットを実感できるようになる。教科の中でも他の学校の人が作ったいい教材を、自分なりにカスタマイズして再利用できる環境があれば、前述の4つの効果に加え、授業の効率化というメリットも生まれる。光京都イントラネット内にも、活用しやすいデジタル教材が開発・拡充されてきた。こうしたコンテンツを指導の充実のためにも、またわかりやすく、魅力的な授業を展開するためにも大いに活用していきたいものである。優れたコンテンツの有効活用は、授業の質的改善を促し、その効果は生徒達の学力向上につながるからである。今年はICTの効果的な活用をめざして、授業改善をより活性化していきたいと考えている。