カメをながめながら・・・
- 公開日
- 2018/05/26
- 更新日
- 2018/05/26
校長室から
本日行われた土曜自習教室で,静かに黙々と自分の学習に取り組む生徒達の姿にちょっと感動を覚えながら,「勉強するし,と言って机に向かっているんだけど,今まで,こんな姿あんまり見たことないので…」ととまどいながらもうれしそうに話す,あるお母さんの言葉を思い出していました。終了時に,「頑張れましたか?」と声をかけると,「はい,頑張りましたよ」と,何人もの生徒が,力強く笑顔で答えてくれました。来週から始まる中間テストを前に,一人一人思うところがあるのだなぁと感じました。
その後,ビオトープの池で,気持ちよさそうに泳いでいるカメの姿を見て,ふと,「ウサギとカメ」の童話を思い出しました。ウサギはカメを見て油断をしたけれど,カメはウサギではなくゴールを見ていた結果であるという有名なお話。もちろん,解釈の仕方はいろいろですし,最近では,このお話の続きについても諸説話題になっていますが,「どこを見据えて行動するか」はとても大切な視点だと思います。子ども達には,これからの,予測が難しいとされる社会を生きる上で,自らが課題に気づき,主体的に意欲的に取り組もうとする力が必要とされています。「中間テストに向けて」といった身近な目標だけでなく,卒業後の自分の姿や,大人になった自分を想像しながら,今できることに取り組んでほしいと思います。…とあれこれ考えながら池のそばにある,平成9年に建てられた立札を見ると,『ビオトープをながめながら,あなたは何を考えましたか』という文字が目に飛び込んできました。今まで,この立札の前を行き来していたのに…高野中学校に赴任して約2か月,まだまだ気づかないことがたくさんあることに改めて気づかされた日でした。