筆者の独り言 6
- 公開日
- 2012/07/27
- 更新日
- 2012/07/27
きらり☆はち公☆
甲子園夏大会の京都地区予選決勝が昨日行われ,ロンドンオリンピックの開会式を目前にし,男女サッカーの予選リーグが始まりました。また,生徒たちは府下大会やコンクールが目白押しです。それ以外にもソーラーカーやロボットコンテストなど,いろいろな大会が行われ,本校の生徒も参加しています。
私は,その人の持っている価値観は,その人が何にお金と時間を費やしているかで図る事ができると思っています。お金と時間は,生活をしていく上で大きなウェイトを締めるものです。それをどこに費やしているかで,その人の文化や価値観が現れてくると思うのです。国際的な大会になると,出場する選手やチームの背景に,その国の文化と言うか,ある意味の「豊かさ」が見え隠れします。当然「先進国」と言われる国々が,音楽やスポーツに莫大な資金を投入し,すごい選手やチームを保持しているのは,それに伴う営業利益もあるのでしょうが,その国の文化や,国民の価値観が反映されていると思います。
しかし,経済的に豊かで,余裕がある国や人々にしか,スポーツや音楽や絵画といったある意味「生きる事と直結しない文化」は生まれないのか。それは違いますよね。今日,明日,食べる事に必死な国や人々が,少ない予算の中でスポーツや,絵画や,音楽に力をいれ,それが国の,また人々の喜びや生きがいとなっていることはたくさんあります。それが本来の「豊かさ」なのでしょうね。日本のプロ野球選手が,アメリカの大リーグへ。また日本のサッカー選手がヨーロッパのクラブチームへ。それは,莫大な契約料の問題だけではないと思うのです。「より豊かなもの」「より生きがいのあるもの」を人は目指しているのだと思うのです。
「損,得」の問題ではなく,「○○甲斐」としての目標を持つこと。一見一円にもならない,何の得にもならないこと,その事に,時間やお金を費やし,一生懸命に努力をしていく,そのことに私は大きな魅力を感じます。それに努力を惜しまない人を見ると感動します。長い人生の中で,そんなものに出会えることってとても素晴らしいことだと思います。
夏季大会を終えた,あるいはもうすぐ終えようとしている生徒諸君。次のステージへこの夏に入ります。君たちのやってきたスポーツや絵画や,音楽や,いろいろな「一見何の得にもならない事」に,もう一度向きなおって,次のステージを見つめてください。自分の進もうとする道を,「損得」だけでなく,この「無駄」も視野に入れて考えて欲しいと思うのです。自分のこれからの人生が,より豊かな人生となるために。
私もがんばろう・・・。