学校記事

困っている人をほっとけない優しさ (^^♪

公開日
2020/10/06
更新日
2020/10/06

学校の様子

 昨日,仲良し園(畑)の前の溝に鉛筆を落とした7年生がいました。担当の先生から「大切な鉛筆なようで取れるなら…」と報告があり,地阪先生と2人で溝のふたの隙間から定規にガムテープをつけたり,落ちている枝を使ったりして何とか鉛筆を引き上げようとしましたがうまくいきません。

そこへ下校途中の9年生女子3人が通りかかり,私たちの姿を見て『何してんの?先生』と近づいてきました。事情を説明すると,自然と定規や枝を隙間から差込み手伝い始めてくれたのでした。

しばらくすると『そっち,しっかり押さえて』『それ以上動かすと落ちる!』と言い合いながら,溝のふたに顔を近づけて3人が真剣に取り始めてくれます。私は早々に戦力外通告を受け,見守るだけとなり『先生,もう少し長い枝持ってきて』と指示まで受けることに…(⌒∇⌒)

何とか落とさないように持上げていた鉛筆がバランスを崩し溝の底に落ちた時は,みんなで『あ〜〜〜!!!』と倒れこみ,鉛筆に頭が溝のふたの隙間から少し出るまで引き上げた時は,『ゆっくり!!!』とドキドキと期待の緊張感が走りました。
そして鉛筆が無事あ取り上げられ良かった!と喜んだのもつかの間,
『鉛筆のキャップが落ちてる!』との声。

見れば鉛筆のキャップが溝の底にコロンと横たわっています。再度チャレンジです。
大きめのクリップを使いひっかけたり,定規のガムテープにつけてまた引き上げたりし始めます。終わりは突然やってきました。溝の端の隙間からひょいとキャップをとりあげることに成功しました!『やった〜!!』と5人で大喜びした後,3人は笑顔で手を振って帰っていきました。

困っている人を見ても,知らないふりをする世の中,
関わらなくても誰にも責められることのない人間関係の中,
そんな中,なんと心の温まる時間だったのでしょう。

お礼を言われることも望まず,地面に座込み,溝に顔を近づけて誰のか知らない鉛筆を一生懸命に取って,笑顔で帰っていく姿を写真でお見せできないのが残念です。(カメラを持っていませんでした)

困っている人をほっておけない素敵な優しい人に育ってくれて,ありがとう(^^♪