子どもの教育環境を良くする
- 公開日
- 2013/05/02
- 更新日
- 2013/05/02
校長室から
京都市立日野小学校 山本 泉
○周りの大人が子どもたちとどう関わるのか
近年,少子化・高齢化が進むと同時に,地域における人と人とのつながりが希薄になってきたと言われます。とくに地域の縦のつながりが希薄になってきているようです。
これは一般的な話ですが,地域での子ども,大人,年配者の様子を見ていると,子どもは子ども,大人は大人,老人は老人と,それぞれの活動する層が横に区切られていることが多いように思います。子どもは子ども同士の横のつながり,大人は大人同士の横のつながり,年配者は年配者の同士の横のつながりで生活されていて縦のつながりが弱く,子ども,大人,年配者が一緒に活動する機会があまりないと思います。
これは生活様式の変化によるところが大きくやむを得ない部分もありますが,子どもを育む環境としては決して望ましいことではありません。「地域の子どもは地域で育てる」という教育環境をつくるためにも,これからは地域の縦のつながりをどう強めていくかが大事になってくると思います。また,今の教育現場では,学校と地域とのつながりを強くしていこうという方向性があります。
いうまでもなく,日野学区においても,次世代を担っていく子ども達を育てることは大事なことです。子ども,大人,年配者が一つになり,地域全体が一つになる,そのために,一緒になって一つのことに取り組むことが大事だと思います。
例えば,日野学区は地域の活動が盛んで,大変充実しています。役員の皆様方は大変だと思いますが,地域の活性化のためにも大事なことであると思います。そういった地域活動を通して,子どもと大人が触れ合う機会が少しでも増えていけば,子どもにとってさらに恵まれた成育環境になると思います。子どもは身近な大人の姿をお手本として成長します。学校・保護者・地域が連携を深め,私たち自身が子どもの目指すべき大人の姿を示していけたらと考えています。
これは一例ですが,今年度は地域の役員の方にお手伝いいただいて,授業の一環として自転車教室を実施する予定をしています。これまでも少年補導委員会にお世話になり,山科自動車教習所において自転車教室を実施していただいていますし,十連協交通対策協議会の自転車教室も石田の仮設グラウンドで行われていますが,自由参加であることや参加しにくい場所であったことから,参加人数が少なく児童全体のものにはなりにくかったように思います。
自転車の正しい乗り方や交通ルールを知らず,地域で危険運転をしている児童が多いことから,今年度から授業の中で交通安全指導(自転車教室)を実施することにしました。そして,1・2年生ではまだ自転車に乗れない児童が多いため,3年生を対象学年としています。
山科警察署の交通巡視員の方にご指導いただき,地域の皆様やPTA役員の方々にお手伝いいただいて実施する中で,大人と子どもの縦のつながりも深められたらと思っています。