学校日記

子どもを取り巻く環境の変化(4)

公開日
2013/02/04
更新日
2013/02/04

校長室から

                         京都市立日野小学校  山本 泉

○コミュニケーション力や表現力の低下
 4〜5人の子どもが友達の家に集まって,遊ぶ約束をしたとします。その子ども達は何をしているかというと,一人はテレビゲームをしていて,他の児童は自分の番が来るのを待っています。待っている間は何をしているかというと,それぞれが漫画の本を読んでいるだけです。4〜5人集まったかといって,一緒に会話をすると言うこともなければ,一緒になって何かをするということもありません。集まっているだけで,会話をすることもなく,それぞれがすることはバラバラで,横のつながりがありません。
 最近は,複数で一緒に遊ぶゲームもあるようですが,やはり,ほとんど会話はないようです。
 また,会話をしたとしても,簡単な単語で話が通じてしまうことが多く,「うん」「さあ」「はあ」「うっさい」「きしょい」,で話をすましてしまいます。
 「これはこうだから,こうなんだ。」という,説明や筋道立てて話すことがほとんどありません。どの子もみんなそうだとは言いませんが,確かに最近よく見られる風景です。
 最近の高校生くらいの子とお話しをされることがあるでしょうか?いや,まだこちらと話をするぶんには普通にしゃべるかも知れませんが,高校生同士の会話を耳にすると,それはもう外国語です。なにをしゃべっているかサッパリ分かりません。文法もなにもあったものではありません。聞いたことのない単語もいっぱい出てきます。
 日本の文化もこの先どうなることやら,先行きが心配です。
 誤解のないように申し上げますが,これまでお伝えしてきた「子どもを取り巻く環境の変化」が直接何らかの問題につながるというわけではありません。しかし,これから子ども達とどのようにかかわっていくかを考えるための材料になるのではないかということです。

 次回は,こういった子どもを取り巻く状況を踏まえ,学校としてどうしていくべきか,ご家庭ではどういうことが望まれるのかということについて書きたいと思います。