学校日記

子どもを取り巻く環境の変化(3)

公開日
2013/01/15
更新日
2013/01/15

校長室から

                         京都市立日野小学校  山本 泉

○情報化・IT化の進行による携帯電話やインターネットの問題
 携帯電話が普及してきました。以前は,子どもにかかってきた電話を母親や父親がとり,今,子どもは誰とよく遊んでいるのか,子どもの友達関係を知ることができましたし,子どもの電話の受け答えの様子で,子どもの様子を知ることができました。
 楽しそうに話をしていると仲のいい友達なのだろうと想像できましたし,暗い顔をして小声で話していたりすると,脅かされているのか,困っているのか,いやがっているのか,子どもと相手の関係を感じることができました。つまり,親が自然と子どもの交友関係を知ることができました。
 また,電話をかけてきた子どもたちは,電話の相手がお父さんであったり,お母さんであったりするので,話し方についても学ぶ機会になっていました。普段は乱暴な言い方をする子どもも,相手がお父さんやお母さんであると丁寧な話し方になります。
 ところが,今は多くの子供たちが自分の携帯電話で話をしています。少し前までは,中学生に持たせることでも問題になっていましたが,最近では小学生も自分の携帯電話をもつようになってきています。昨今,子どもを取り巻く事件が頻発していますから,外出時の安全のために持たせているという考え方も,決して間違いだとはいえないかも知れません。
 しかし,その結果,親や家族を通すことなく,子どもが直接友達やいろいろな人と電話でやりとりするようになってきました。部屋に閉じこもって,長時間友達と電話のやりとりをしている子もいるようです。親は,子どもがそんなに長いこと,遅くまで電話をしていることすら気付かないことがほとんどです。通話料金を見て初めて驚く。誰とどんな会話をしているのか。どんな友達と付き合っているのか。子どもの友達関係が全く分からない。夜中に呼び出されても,脅かされていても,親は気付かないというようなことが起こっているようです。
 メールや掲示板への書き込みによる「いじめ」「悪口」,インターネットの有害サイトへのアクセスなど,どんどん問題点が増えてきています。
 携帯電話やコンピュータにおけるインターネットの正しい使い方(使用目的として)を学ぶ必要がある時代になってきているのは間違いありません。