校長コラム7月
- 公開日
- 2010/07/02
- 更新日
- 2010/07/02
校長室から
大人同士の会話で“子どもの姿”を表現する時に「今の子どもは…」という言葉を使っていることをよく耳にします。そのほとんどが,自分たち大人が子どもの頃と比較して,今の子どもの現状を憂い,さらには否定する時に使っているようです。
それでは,大人に目を向けてみましょう。子どもたちに「今の子どもは行儀や礼儀を知らない…」「今の子どもは物を大切にしない…」等々ということは,自分たち大人が子どもの頃は“礼儀や行儀を知っていた”“物を大切にしていた”ということに他ならないでしょう。それらを身に付けて来たはずの私たち大人が,時と場所を選ばずの「携帯電話」「ガム」「ポイ捨て」等々…我々自身が考えなければならないことがたくさんあるのではないでしょうか。
年々,科学技術が進歩し物質的に恵まれた環境の中,大人も子どももその豊かさにどっぷりつかって日々の生活を営んでいます。人間関係が稀薄化しているとも言われる昨今,私たち大人が今一度,日々の生活を見つめ直していく必要があると思うのです。
「子どもは親(大人)の背中を見て育つ」と言われています。「子どもはいつの時代も同じ」という基本的な考えに立ち,私たち大人が良いお手本となり,子どもたちに正しいことを正しく伝えることが大切ではないでしょうか。
亡くなったご先祖様達が嘆かれませんように…「今の大人は…?」と…。