こういう驚きがあるからおもしろい
- 公開日
- 2010/02/26
- 更新日
- 2010/02/26
学校の様子
6年生は,「電流による発熱」の実験をしました。新しく入ってきた内容です。細いニクロム線と太いニクロム線ではどちらが発熱が大きいかを予想して比較しました。細い方が発熱が大きいと考える児童と,太い方が発熱が大きいと考える児童がほぼ半数に分かれました。その理由を整理すると「細い方が流れにくいから熱くなる。」「太い方がたくさんの電気が流れるから熱くなる。」ということでした。
結果は太い方が圧倒的に早く発熱しました。
細い派は,納得できません。「細い方が流れにくいのになんで,発熱しにくいの?」という疑問に答えなければなりません。そこで,電流計で電流を計ることにしました。太い方が電流が2倍近くになりました。でもまだ納得できません。「確かに電流は少ないけど,その分抵抗(流れにくさ)が大きいのだから差し引きで同じぐらい発熱するはずだ。」という気持ちになりました。
ここで,ジュールの法則です。導線中を流れる電流によって発生する熱量は電流の強さの2乗と導線の抵抗と時間に比例する,という法則です。電流は2乗です。2回かけるのです。電流が大きい方が発熱効果が大きいということになるのです。
小学生には,難しすぎますが,なんとなく納得できた児童もいたようです。
「なぜ」という気持ちと,納得できるまで「なぜ」と思い続ける気持ちが大切なのだと思います。
授業の感想を紹介します。
「この勉強をして,太いニクロム線のほうが早く熱くなるなんてびっくりしました。細い方が熱くなると思っていたので実験をやってみて太い方が断然はやく熱くなったので,びっくりしました。こういう驚きがあるから,理科の実験はおもしろいのです。」