学校日記

第5回 入学式 式辞

公開日
2015/04/07
更新日
2015/04/07

校長室から

本日の入学式では、次のようなお話をさせていただきました。

入学式 式  辞


 満開の桜も、ひと雨ごとに、その姿を変え、雨に煙る東山の峰々に
えも言われぬ彩りを添えています。誠に香しき季節となってまいりま
した。
 本日、ここに、たくさんのご来賓、保護者の皆様方のご臨席の栄を
得て、八十七名の新入生をお迎えし、第五回入学式がこのように盛大
に挙行できますこと、心より感謝いたします。
 また,保護者の皆様にはお子達の東山開睛館へのご入学誠におめで
とうございます。改めてお祝いを申し上げます。

 さて、一年生のみなさん、ご入学おめでとうございます。みなさん
は、今日から東山開睛館の一年生です。開睛館のお兄さんやお姉さん、
そして先生方は、皆さんがこの学校に来られるのをまだかまだかと待
っていました。皆さんのかわいい、そして元気なお顔を早く見たくて、
今日の日がとても待ち遠しかったです。本日はお会いできてとてもう
れしく思います。
 
 みなさんは、入学する前から「学校ってどんなところかな」「どん
な人がいるのかな」「先生は怖くないのかな」「大丈夫か」と心配し
ていませんでしたか。でも大丈夫です。先生は時には怖いですが普段
はとても優しい先生ばかりです。わからないことはお兄さん、お姉さ
んそして先生や職員の皆さんがやさしく教えてくださいますから安心
してください。そして、学校への行き帰りには地域の方々や保護者の
皆様も安全を見守ってくださいます。そのような方を見かけたら、
「おはようございます」「さようなら」と元気よく挨拶してください
ね。

 皆さんは,九年間をこの学校で過ごします。卒業する時には十五歳。
その時までにいっぱい遊んでいっぱい勉強しましょうね。そして、体も
心も、そして頭の中も立派になりましょう。
 そして、この学校の子どもになったからには、お友達のために何か
してあげられる優しい人間、そして自分を大切にできる強い人間になっ
てほしいと心から願っています。
今日は皆さんと三つのお約束をしたいのですがいいですか。

 舞台の右上に難しい漢字が書かれていますね。右から順に「克己・
進取・礼節」と書かれています。これは東山開睛館のお約束、校訓とい
います。

 先ずお約束の一つ目
 「克己」に関してです。優しく言うと自分に負けないで下さい、とい
うことです。早く遊びたい。人よりもたくさんおいしいものを食べたい。
そう思うことはありませんか。そのような自分を感じた時、したいこと
を先にするのではなく、「お先にどうぞ」って言える人になってくださ
い。そうしたらいっぱい友達が増えます。友達があなたの事をとっても
好きになりますよ。お互いにお先にどうぞ、って言えるようにしましょ
う。

 お約束の二つ目
  「進取」。これは何でも進んで行うという意味です。失敗するかも
しれないとか、みんなに笑われたらどうしようとか、人間は心配になる
ことがありますよね。でも、よく考えて、「よしやってやろう。」と思
ったなら、「任せといて」と言って失敗を恐れずにやってみてください。
そうすることで今までの自分を変えていけるのです。

 お約束の三つ目は「礼節」です。
 礼節ということは、相手の人や周りの人を大切にしようということで
す。皆さんは「挨拶」ができますか。「おはようございます」「こんに
ちは」「さようなら」と元気よく挨拶をすると,言われた人は大切に思
ってくれていると感じるので、お顔がやさしくなって、自分の心も暖か
くなります。必ずあいさつをしましょう。できますか?

 もう一度おさらいをします。
 お先にどうぞ
 任せといて
 おはようございます。

 この三つの言葉を大切に、これからの学校生活を楽しんでくださいね。

 保護者の皆様方,本日はお子様のご入学,誠におめでとうございます。
お子たちはこれからの九年間をこの東山開睛館で過ごされます。かわい
いわが子をよりよく導くためには,わが子だけでなく,その周りの子ど
もたちも一緒に高めていくことが大切かと存じます。
 本校で言う「ファースト・ステージ」すなわち四年生くらいまでは、
大人の言うことを比較的素直に聞ける年頃です。大人の影響が最も大き
い時期といえます。
 ところがセカンドステージすなわち五年生から七年生の頃になると大
人より友達やマスメディアの影響を強く受けるようになります。この時 
までに、良い友達関係が築けていると相乗効果でお互いに高めあう関係
になります。
 学校・家庭・地域の連携ということが言われますのも、子どもたちが
それぞれの発達段階で、様々な周りの人間の影響を強く受けながら育っ
ていくからに他なりません。ですから、この三者が、どのように手を携
えていくかは極めて重要なことなのです。
 本校は地域と共にある学校をめざし、学校運営協議会による学校運営
をしている学校でもあります。

 学校の教職員は子どもたちがこれから先、生きていく社会を見通し、
九年間で社会で通用する人間として備えるべき基本的な資質能力を育ん
でいかなければなりません。
 家庭では、基本的な生活の習慣や常識的な言動、善悪の判断などをし
っかりとしつけていただき,人間としての生き方の基盤を育てていただ
かなければなりません。
 そして、地域では、社会性の基盤となる人間関係の基礎基本を、あい
さつなどを通して育んでいただくと共に、学校や家庭で不足しがちな面
を補強していただくなど、地域の担い手の育成という視点でもご協力い
ただけたらと存じます。

 そのためには、大人同士が様々な立場を越えて,まず互いを理解し合
い,お互いを尊重し合いながら,共に高まり合う生き方を子どもたちに
示していかなければならないのではないでしょうか。
 本校も開校当初と比べますと、旧学区という地域の垣根は取り払われ
つつあります。それぞれ地域の良き伝統は引き継ぎながらも、良い意味
で心の中にある垣根を取り払い、学区全体で子どもたちを育んでいくと
いう姿が実現しつつあると存じます。
 本校ではかけがえのないお子たち一人一人をいつくしんで育ててまい
ります。ぜひ保護者地域の皆様にはこれからもご支援ご協力をいただき
ますようよろしくお願いいたします。

 結びになりましたが、御来賓の皆様方にはご多用の中、本校の入学式
に際しまして多数のご列席をたまわり誠にありがとうございます。あつ
く御礼を申し上げます。
 学校・家庭・地域が強いきずなで結ばれますこと、そして本日ご入学
されましたお子達の健やかなるご成長をご祈念申し上げ式辞といたしま
す。

                      平成二十七年四月七日
                   東山開睛館 校長 初田幸隆