学校日記

無財の七施

公開日
2016/06/27
更新日
2016/06/27

心の窓

〜校長より〜
 PTA運営委員会だより6月号で書かせていただいたのですが,このページでも掲載いたします。
 以前に道徳教育の研修会で心に残った話がありますので紹介いたします。仏教には,「無財(むざい)の七施(ななせ)」という教えがあるという話です。これは,お金や物がなくても周りの人々に喜びを与えることができる七つの施(ほどこ)し(恵み与えること)があるというものです。以下の通りです。
1.眼施(がんせ)・・・やさしい眼差しで人と接する。「目は口ほどにものを言う」といいますね。
2.顔施(がんせ)・・・笑顔で人と接する。(和顔施ともいう)人の笑顔を見ると幸せになりますね。
3.愛語施(あいごせ)・・・やさしい言葉で接する。(言辞施ともいう)「ありがとう」「お疲れ様」お世話になります」などのあいさつもこれにあたります。
4.身施(しんせ)・・・自分の身体でできることをする。荷物をもってあげるなどのお手伝いですね。
5.心施(しんせ)・・・他のために心をくばる。温かく優しい心は,顔や眼に表れてくるのです。
6.床座施(しょうざせ)・・・席や場所をゆずる。「どうぞ」の一言で電車やバスなどで席をゆずることです。みんなで分かち合うことです。一人占めはいけませんね。
7.房舎施(ぼうしゃせ)・・・自分の家を提供する。どうぞお泊まりください。雨やどりしてください。「お・も・て・な・し」の心ですね。
 いかがでしょうか。相手を思いやる行いが,周りの幸せのためになり,その行いを通じて自分も幸せな気分になるということです。自分を振り返ってみると,恥ずかしながら,「自分が」「自分は」と考えてしまうことが多いような気がします。子どもたちには,日頃から指導していますが,まずは,大人が手本を見せていきたいものです。
 人は,助け合い,支え合って生きています。また,いろいろなところでつながっています。学校での道徳の学習が,日常生活での善い行いにつながるよう,この「無財の七施」を意識しながら取り組んでいきたいと思います。