プログラミング教育って?
- 公開日
- 2019/11/06
- 更新日
- 2019/11/06
校長室から
(学校便り11月号より)
情報技術が発達し,AIと呼ばれる人工知能が人間を超えてしまうのではないかと言われています。先進技術が高度化していく社会を生きていく子どもたちがコンピュータを理解し上手に活用していく力を身に付けることは,将来どのような職業に就くとしても,極めて重要だと考えられています。
新学習指導要領では,「児童がプログラミングを体験しながら,コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるための学習活動」をプログラミング教育とし,令和2年度より小学校に導入されます。簡単ではありますが紹介いたします。
★小学校プログラミング教育のねらいとは?
1.「プログラミング的思考」を育むこと
2.プログラムの働きやよさ等への「気付き」を促し,コンピュータ等を上手に活用して問題を解決しようとする「態度」を育むこと
3.教科等での学びをより確実なものとすること
*単にプログラミングの言語を覚えたり,プログラミングの技能を習得したりすることをねらいとしていません。
★プログラミング的思考とは?
自分が意図する一連の活動を実現するために,明確にものごとの要素を分解してとらえて命令(記号)にし,それを構築(組み立て)し,何度も試行錯誤しながら考えを深めていく思考
★具体的にどのように指導していくのか?
教科としての「プログラミング科」はありません。京都市では,5年算数科「正多角形」6年理科「電気の利用」の単元でプログラミングを活用して学習します。総合的な学習の時間やその他の教科等での発表の場面でも発表構想図やフローチャート(流れ図)を活用し,効果的な資料を作成し,伝えたい内容を相手意識をもって的確に発表する力を育成するとともにプログラミング的思考も育成していきます。これらのことを各学年に応じて取り入れ,系統立てて指導していきます。来年度に向け,教職員も研修を積み重ね,実施に臨みたいと考えています。
このような形でプログラミング教育が始まりますが,これは学校教育活動全体の中の一部です。学校では引き続き,人と人とのつながり,関わりの中で,様々な感情を抱き,考え,表現し,折り合いをつけながら,「やさしさと思いやり」「一生懸命はかっこいい」が実践できる子を育んでいきたいと思います。これらのことは,コンピュータにはできません。学校教育の責任の重さを感じています。