人権月間によせて h26/12/1
- 公開日
- 2014/12/01
- 更新日
- 2014/12/01
校長室から
先日,京都市の児童を対象とした「アナウンスコンクール」という催しがありました。
元NHKのアナウンサーが出場した25名の児童に対し,審査と講評を述べることになりました。
舞台に立ったアナウンサーはすぐ目の前の児童に向けて言われました。
「はっきりと大きな声でおはようございますと言ってみましょう。」
25名の児童は「おはようございます。」と言いました。さすがにアナウンスコンクールに出場した児童ですから,上手なものです。
続けてアナウンサーが児童に言われます。
「今度は,後ろで見ておられる保護者の方に気持ちを届けるつもりで,おはようございますと言ってみましょう。」
子どものトーンが変わりました。「おはようございます」の気持ちが伝わるのです。見事な語りになったのです。
私はアナウンサーの仕事は,「アクセントに気をつけながら正確に情報を伝えること」だと思っていました。アナウンサーが相手意識を持って話をすることを大切にしていると聞き驚きを覚えました。
アナウンサーの仕事は,「テレビカメラの向こうにいる人を大切にして,つまり人権感覚を大切にして話をすること」だと思ったのです。
12月1日の朝会では,「おはようございます」と全校児童に言ってもらいながら,私の感じた思いを子どもたちに伝えました。
「見えない相手であっても,その人を大切にしていくこと。」
どこまで伝わったかはわかりませんが,児童は最後まで話を聞いてくれました。