教員の勉強会について
- 公開日
- 2013/05/29
- 更新日
- 2013/05/29
校長室から
昨日,火曜日は午前中の授業のみで,給食終了後,6年1組以外は早めの帰宅となりました。これは,教員の教育力を向上する勉強会のためです。
子どもに勉強を教えるのは,親であれば誰もが経験をしていることです。そして,その経験があるため30名以上の児童あっても教えることは難しくないと考える方もおられると思います。これが,医者であれば,親は注射の1本も打てませんし,骨折の治療になれば,親は何もすることができません。それと比べれば,多くの方は,教える内容が簡単な小学生の教材ならば教えられるだろうという思いがあるように感じます。
しかし,30名を対象にわかるように教えるのはかなりの技術を必要とします。感覚的な話でいえば,30名中20名をわかるように教えるのは,指導経験がなくてもセンスのある方なら可能です。25名までわかるようにするには,センスに加えて経験を積まないとできません。しかし問題は残った5人です。この5人にわかるように教えるのが大変なのです。いやいや,残った5人中で3人まではなんとか教えられてもさらに残った2人にわかるように教えるのは,高度な技術と時間を必要とするのです。
加えて,子どもたち集団を動かす難しさは,カラホリを運営された保護者の方ならばよくわかると思います。
さらに英語を教える,コンピュータの使用方法を教えるなど新しい教育内容もあります。したがって教員は,常にその技量をあげ続けることが必要不可欠です。しかし,普段は朝から夕方まで授業や部活動などがビッシリつまっていて,力量を高める時間をとることが難しいのです。
前置きが長くなりました。教員の力量を向上させるため勉強会は,どこの学校でも定期的に行っています。それを小学校では授業研究と呼んでいます。授業をする教員,あるいは授業を担当する教員チームは「子どもがどのようにものごとを考えるのかを予測」し,「その予測に基づいて授業をつくる」のです。そして,授業を参観する教員は,授業を見た後に,それぞれ授業について分析,情報交換を行い,「先生の話に対して子どもはこんな反応をするものなのか」という子どもの反応について学んだり,「わたしだったらこのように授業をつくる」「この先生の授業のここを自分の学級でも応用してみよう」という教え方の発見や学びをしたりするのです。写真は,6年1組で行われた授業に対してグループで討議し,その結果を全体に報告している様子やグループで討議した資料です。
以上のように教員が勉強会に専念し力量向上のため,子どもたちには下校してもらいます。時間割の変更で各ご家庭にはご迷惑をおかけいたしますが,今後も年間数回にわたって時間割の変更があるかと思います。子どもたちひとりひとりに学力をつけるためだということをご理解いただきたいと思います。