机にノートをだしましょう
- 公開日
- 2013/05/16
- 更新日
- 2013/05/16
校長室から
今日,授業中に,ある教室に入りました。
「机にノートを出しましょう。」
先生が子どもに指導をしている時に,伝えた言葉です。ほとんどの子どもは,机の上にノートを出した上で,ノートを開き,書く用意をしています。しかし,一部の子どもは机の上にノートを出しただけです。ノートは開かれていません。
その子は,先生の指示に正確に従ったのです。出しましょうと言われたから出したのです。でも,それは少し違うわけです。
そこで,付け足しました。
「ノートを出しましょうと先生が言われたということは,これからノートを使うということです。ですから,ノートを開いてすぐに書ける用意をした人はよくわかっていますね。ノートを出した人も話を聞いていましたね。ですが,この教室のルールは,ノートを出しましょうと言われたら,ノートを開いてすぐに書けるようにすることです。今度からはそうしましょうね。」
先生でも大人でもこちらの意図と実際に子どもがやることには,ずれが生じます。正確に話をすればよいのかもしれませんが,実際には難しいのです。
我が家であれば,「お鍋見といて。」といわれたら,(あたりまえですが)じっとお鍋を見ることではありません。意図は「私に代わって一時的に料理をしてくれ」ということです。例えば「お鍋をみて沸騰したら○○を入れておく。吹き出しそうなら火の加減をする。」ということです。同様に「おふろ沸かしといて」の意図は「気持ちよくお風呂にはいれるようにしてほしい」ということで,具体的には,「お風呂を洗って,栓をして,お風呂を沸かすスイッチをいれてふたをする」ということです。
子どもたちには相手が言う言葉から意図を読み取る練習をさせる必要があります。それができないと,社会に出たときにいわゆる空気を読めないと言われるかもしれません。
知らなければ教えたらいいのです。この言葉はこういう意図ですよと。