夏休みを迎えるにあたって
- 公開日
- 2015/07/21
- 更新日
- 2015/07/21
校長室から
朱雀第七小学校 校長 武内 泰憲
平成27年度も前期1が終わろうとしています。あと少しで,子どもたちが楽しみにしている夏休みが始まります。毎年,夏休み前には,校長として,全員元気で健康で安全な夏休みを過ごしてほしいと強く願い続けてきました。
おかげさまで,この間,大きな事故やけがもなく,学校生活を送れています。
しかし,京都市では,大切な尊い「いのち」が失われる事故が相次いで起こりました。
そこで,7月1日(水)の朝会で「いのち」について子どもたちに投げかけてみました。使用したのは,福島正伸さんの『強い子』というお話です。
難病で入院しているある女の子がいました。その子には,多くの器具がとりつけられています。母親は,子どもの姿を見るたび「どうしてうちの娘が……」と嘆きます。
女の子は,そんな母親に『強い子』というお話を創りました。
女の子の生まれるずっと前,天国では,いろんな子が神様にプレゼントをもらっています。「あの町に生まれたい。」「お金持ちの家に生まれたい。」しかし,ふと見ると「重い病気」というプレゼントがあります。女の子は神様に聞きます。「これは,誰がもらえるの?」神様は言います「強い子だよ。これをもらった子は,生まれてからずっと苦しいんだ。だから,強い子にしかあげられないんだよ。」
女の子は考えます。「他の子がこれをもらったら,会ったときつらいだろうな。」と, そこで,言います。「そのプレゼント,私にちょうだい。私が一番強い子よ。」
そして,女の子は,母親に言います。「こうして,神様にお願いして,私が生まれたんだよ。」
福島さんは,「人は少しずつ違った遺伝子をもっています。それは,1つの病気で人類が絶滅しないためだそうです。すべての人に,生まれてきた理由があります。私たちが人間として生まれてきたのは,まわりの人たちだけでなく,他の生物や地球にとって必要な存在だからなのです。」
子どもたちだけでなく,すべての生き物には,存在しているという「意味あるいのち」があるのです。子どもたちには,「自分のいのちは(自分で守る)」と伝えています。
長い夏休みに入ります。規則正しい生活を行い,健康で安全な休みとなりますよう,保護者・地域の皆様の温かい見守りをお願いいたしますとともに,全員8月25日(火)には,元気な顔を見られることを楽しみにしています。