人権の掲示板 あなたの幸せは何ですか?
- 公開日
- 2021/05/10
- 更新日
- 2021/05/10
学校の様子
親は,子どもの幸せを願って子育てをし,
先生は,子ども達の幸せを願って教育をする。
では,子どもがどうなれば「幸せ」と言えるのでしょう?
20年ほど前までは,高校,大学に入って,いい企業に就職して,家庭をもって…みたいな分かりやすい「幸せ」に向かって,みんな足並みそろえて進めばOKという価値観でした。
けれど,十人十色。同じレールでは,全員が同じように幸せになれるわけではないということが分かってきました。何に向かい,どんな道を,どのように歩みたいのか,自分で考え行動していくことが,「幸せ」になるためには必要だという理解が広がってきています。
憲法第13条には,「幸福追求の権利」が述べられています。憲法が保障するのは,「幸福追求の権利」であって,「幸福そのもの」ではないのです。なぜなら,幸福の中身は人それぞれ違うからです。
社会や大人が敷いたレールを歩むのは簡単ですが,本当の「幸せ」は,自分が本当に大切にしたいことを見つけ,どのように大切にしていくのか,自分で考え行動した先に見えてくるものなのです。
大人は子どもを心配して,ついつい子どもの前にレールを用意したくなってしまいますが,子ども自身にレールを作らせてみましょう。たとえそれがいびつでも,目的地と違う方向であっても,自分で作るということが重要なのです。
子どもが主体性をもって生きていくことができるようにするために。
大人の役割は,その主体性を忍耐強く育てることと,その主体性を守れる社会を作っていくことではないでしょうか。